その痛み、「五十肩」かも!?
症状や原因、治し方を解説
治療は段階に応じて行う
◆「急性期」の治療
急性期は痛みが強く、消炎鎮痛剤の内服や注射などの薬物療法で経過を見ていきます。安静にするために三角巾やアームスリングで腕を吊るすこともあります。 ◆「拘縮期」から「回復期」の治療
拘縮期から回復期は、温熱療法や運動療法などのリハビリを行います。リハビリと薬物療法を併用して行うことも多いです。運動やストレッチは少しずつ行い、動きが改善してきたら徐々に強度を上げていきます。やり過ぎたり少な過ぎたりすると逆効果になってしまうことがあるので、症状や状態に合わせた強度で行うことが大切です。
これらの治療を行っても改善しない場合は手術をすすめられることがあります。五十肩は自然に治ることもありますが、放置すると生活に支障をきたすほか、関節が動かしにくくなります。
(まとめ)
五十肩はつらい症状を伴う病気ですが、適切な治療を受けることで症状をやわらげ、よい経過をたどりやすくなります。症状があれば医療機関を受診しましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事の監修者
整形外科専門医中谷 創
つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック院長。 防衛医科大学校卒。医学博士、整形外科専門医、日本スポーツ協会スポーツドクター、早稲田大学ラグビー蹴球部チームドクター、日本オリンピック委員会強化委員。 ラグビー日本代表の海外遠征帯同やラグビーワールドカップ、東京オリンピックの大会サポートに携わる。陸上自衛隊在籍時は自衛官の健康管理、整形外科手術、災害派遣なども従事。
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