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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

2025年1月号

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はっか油のすすめvol.3
〜リラックス&ボディケア〜

大人のおしゃれ手帖編集部

はっかの香りをいちばん楽しめるのがバスタイム。
鼻やのどの粘膜も潤してくれるので、夏風邪予防にもなります。
バームは、虫よけにも肩こり・頭痛にも効く万能薬。

「塗る量や場所によって使用感や効き目がちがうので、試してみてください。
ただし、目の周りや粘膜などは避けて」

シャワー派の芳香浴に バスミスト

はっか油を浴室の壁に向かって3回ほどスプレーしてから、シャワーを使えば、爽やかな芳香浴に。
ただ、シャワーが直接かかる場所や換気扇の近くは、すぐに香りが流れてしまいます。
浴室全体に香りが広がる場所を探しましょう。
肌に直接つかないよう注意して。
飾り置きのスポンジなどがあれば、それにスプレーしても。


軽くてしっとり 夏向けの入浴剤 バスハニー&バスシュガー

夏はオイルではなく、糖分を使った入浴剤が◎。
サラッと軽く、ほどよい保湿効果が得られます。
前田さんはカップごと浴室に持ち込んで、浴槽につかりながら溶かすそう。
手で混ぜたときに、スーッと立ち上る香りでリラックス。
べたつきもないので、洗い流さなくても大丈夫です。

【 用意するもの 】(入浴1回分)
・はっか油…3~4滴
・はちみつやざらめ…大さじ3~5
・カップ(浴室に持ち込んでもよいもの)
・スプーン

【 作り方 】
①カップにはちみつ、またはざらめを入れて、はっか油を加える。
②スプーンでよく混ぜ合わせる。

ざらめなら

大さじ3~5のざらめ糖に、はっか油3~4滴を加えて混ぜ合わせる。

角砂糖なら

角砂糖1個に、はっか油を1滴たらす。浴槽に入れるのは3~5個。


虫よけにも肩こり・頭痛にも バーム

蚊やアブ、蜂などは、はっかの香りが苦手。
スプレーだとすぐに揮発してしまいますが、バームなら香りが長持ちします。足首や手首、耳の後ろなど、肌が露出している部分に塗れば虫よけに。
肩こりならしっかりすりこむと効果的です。
頭痛のときはこめかみにチョンと塗って。

【 用意するもの 】
・はっか油…60滴( 好みで80滴でもよい)
・ワセリン…10g
・ふたつきの容器( お菓子の空き缶などでもよい)

【 作り方 】
①ワセリンにはっか油を垂らし、よく混ぜ合わせる。
②ふたつきの容器に保存する。


歯みがきタイムが楽しくなる ミントの歯みがき

汚れを浮かせて落としてくれるグリセリンに、重曹とはっか油をプラス。

「安心して使えて、みがいているときも気持ちいいんです」

さらにこれ、クリームクレンザーとしても使えるすぐれもの。
シンクやステンレスの鍋、ポットを軽く濡らしてから、適量をつけて磨けばスッキリ。

【 用意するもの 】
・はっか油…12~20滴
・重曹…大さじ6杯(90mL)
・植物性グリセリン…大さじ4杯(60mL)
・万能つぼ
・からしスプーン

【 作り方 】
①重曹とグリセリンをよく混ぜ合わせる。
②はっか油を好みの量、加えて、さらによく混ぜる
③万能つぼに移して室温で保存。からしスプーン1杯分を歯ブラシに乗せて使う。


教えてくれたのは・・・
前田京子さん
国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒業。米大学外国語学部で講師を務め、帰国後は編集者として活躍。現在は健康で快適なライフスタイルの実践をつづっている。『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)など著書多数。

撮影/三沖 直 スタイリング/平井律子 イラスト/中島香奈 文/寺本 彩
大人のおしゃれ手帖2021年9月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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