熱中症と風邪をどう見分ける?
今年の夏も猛暑続きで体調を整えるのに一苦労。風邪と熱中症は似た症状を感じることもあり、判断が難しいことも。見分け方と対処法をご紹介します。
目次
症状が安定していれば家族から一日離れて様子を見る
最近の夏は風邪と熱中症が同時に流行ることも珍しくありません。その見極めは……?
「風邪と熱中症の区別は難しいと思います。どちらも頭痛や微熱が出ることもあります。 熱中症の場合は身体を冷やして水分を補給。風邪が疑われる場合は、市販の風邪薬を飲んで半日から1日様子をみましょう。そのまま症状が落ち着いたら治るまで安静に過ごしてください」
とは、新百合ヶ丘総合病院の伊藤敏孝センター長。
今年は特に、新型コロナウイルスの感染も気になります。
「軽い発熱でも、コロナの疑いもあるかもしれないので、1日家族間の接触を減らして安静に過ごしてください。1日様子をみて悪化する場合などは、医療機関をすぐに受診してください」(伊藤先生)
【熱中症】急激に悪化する可能性があるので注意
【風邪】上気道の症状がでたら風邪薬でケア
【結論】風邪と熱中症。なかなか見分けがつきません。悪化しないか、様子を見て
●お話を伺った方
伊藤 敏孝先生
新百合ヶ丘総合病院 救急センター センター長。救急医 外科医。
防衛医科大学卒業後、横浜市みなと赤十字病院救急部 部長を経て現職。救急医療のスペシャリスト。
日本救急医学会専門医・指導医・評議員、日本集中治療医学会専門医、日本外傷学会評議員・専門医。
取材協力/カイゲンファーマ
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