優恵のおしゃれは心意気 Vol.13
「美術館へ行きましょう」
過日、わたしの好きなおしゃれについてお話しをさせて頂く機会がありました。お話しをしているうちに自分でも「そうだった、そうだった」と思うことがあります。好きなことのお話しは思い付くままに止めどなく。10代の頃のおしゃれを思い返し、20代、30代、40代と振り返ってみますと、今が一番楽しいなぁと思うのです。会う方のお顔を思い浮かべ、訪れる場所を想像して、その日のお洋服を考えるのがおしゃれの旨味(うまみ)です。
<美術館で待ち合わせます>
友とのお出掛け先に美術館を選ぶことがよくあります。一緒に行く友の装いと、展覧会の内容と、帰りのお食事のお店を考えて、その日のお洋服を選びます。なんとなく友とお洋服の雰囲気が揃うことがありますと、嬉しいものです。この日は、親しい友人夫妻と美術館で待ち合わせをしました。会えることが嬉しいという気持ちが色合わせに表れています。
大好きな茜色のモヘアのマフラーです。オレンジ色のニットのパンツと色がよく合いました。この色が視界に入りますと心が元気になるような気がします
小花柄のワンピースは民族衣装をモチーフに作られていましたので、胸元や肩の切り替えが少し変わっていて好みです。ウールと麻のニットベストも編みの向きが切り替わって変形ですが、背中はちゃんと暖かいのです。
布のバッグは昨年「ハリー・ポッター」のスタジオツアーへ行った時に買い求めました。「杖が魔法使いを選ぶ」のです。この日ご一緒した友人夫妻が「ハリー・ポッター」シリーズの大ファンで、いろいろと教えてくれましたので、このバッグをコーディネートのポイントにしました。
ウールのニットパンツは左右にギザギザのつぎ当てがデザインされていて可愛いのです。ポンピエブーツといわれる筒がすとんと太い形のブーツは、何度も何度も靴底を張り替え、色が薄くなってしまったところを補修して、愛してやまない1足となりました。
この記事を書いた人(写真・文)
モデル、俳優優恵
今年はモデルデビュー40周年。本誌でもおなじみ、おしゃれと旅とおいしいものをこよなく愛する。『mc Sister』で人気を博し、俳優としても映画、舞台などで活躍。近年の出演作に『秘密のフレグランス』(2021)ほか。
Instagram:@yue_y_u_e_yue
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