【水川かたまりさん映画初主演インタビュー】「映画の現場は、キッザニアに来たような感覚」
映画を経て、コントでの演技にも変化が
芸人として、コントのなかでもさまざまな設定や役柄を演じてきた水川さんですが、やはり映画やドラマで役を演じるのとは別ものだと話します。
「コントの場合は、その後に来るボケや笑いどころのための芝居だけど、映画では泣かせに行く、怖がらせる……などいろんな意図があって。ただ、この映画を撮ってからは、コントの芝居がちょっと変わった気がします。今までコントをやっているときは、映画ほど細かい表情までは気を配っていなかったけど、そういう部分まで意識するようになってきて。コントのときのお芝居のやり方が、ちょっと広がった気がします。(幽霊役の)正名僕蔵さんにも、撮影の待ち時間に『台詞ってどうやって覚えるんですか?』と聞いて。俳優さんはよく、自分の部分を空白にして他の人の台詞を読み上げたものをスマホの録音アプリに入れて、それを聞きながら練習すると教わったんです。そのやり方を取り入れたら、コントの台詞も劇的に覚えやすくなりましたね。撮影後の単独ライブも、ずっとそのやり方で覚えました」
俳優としても、芸人としても、新しい作品を生み出していくには日々のインプットも欠かせないもの。水川さん自身が映画を観るときは、映画通で知られる芸人、「ダンビラムーチョ」の原田フニャオさんに薦められた作品を選ぶことが多いそう。
「原田さんは世で面白いとされている映画のほとんどを観て、それが本当に面白かったかどうかを教えてくれるんです。だから原田さんが面白い、と太鼓判を押していたやつは間違いないですね。『ジョジョ・ラビット』(第二次世界大戦下のドイツを舞台にしたタイカ・ワイティティ監督作品)や韓国映画の『ハロー!? ゴースト』など、良かった作品はたくさんあります」
コントライブを中心に多忙な日々が続く中、プライベートでやりたいことは「自動車免許を取ること」。
「取ろうと思いつつずっと持ってなくて、チャイルドシートだけ買ってある……という状態で(水川さんは2024年に第一子が誕生)。でも教習所に通う時間がないので、一発試験で取ろう、とヒコロヒーさんと言ってるんです(笑)。何とか2025年中には免許を取って運転したいなと思っています」
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