優恵のおしゃれは心意気
「母と旅、春の旅」Vol.15

母と2泊3日で山口へ行ってまいりました。母とわたしの郷里です。飛行機もホテルも空いているのではないかしら、と4月の第1週に決めましたが、中途半端に寒く、中途半端に暖かい。なにを着て行けば良いのか、母と大いに悩みました。2週間前から天気予報を毎日見ていても雨のマークが付いたり消えたりするのです。東京で降ったり山口で降ったり、雨はやめてもらいたい、そう思いながらも、雨が降るなら靴はこっちにしようか、上着はこれでは寒いかもしれない、と考えるだけでくたびれてしまいました。

＜スーツケースは黒なのです＞

2泊3日であれば機内持ち込みのサイズのスーツケースをそれぞれ持てば良かろうと考えていました。ところが、小さなスーツケースに荷物が入り切らないと母が言い出したのです。わたしはただでさえ荷物が多いのに気温が思いのほか低いせいで更に荷物が増え、これは入らないなと思っていたところでした。そこで思い切って、大きなスーツケースにふたり分の荷物をまとめることにしました。これは大正解。そして、あれやこれやと用意した親戚へのおみやげ（ついつい多くなってしまうものです）を小さい方のスーツケースに詰めることに。帰りにもいろいろおみやげを買いますからね。

かくして、母と娘の旅は無事に決行されました。molnのオブシディアンとともに。初めてmolnのスーツケースを知った時には、アンバーにしようか、ストーンにしようかとちょっと揺らぎましたけれど、やはりオブシディアンの黒の美しさです。多くの持ち物がカラフルなわたしですが、携帯電話とスーツケースは常に黒なのです。