【健康と美容のためにサングラスを!】50代女性にサングラスが必須な理由
年々強くなる紫外線。
紫外線は、しみやしわなどの原因として知られていますが、目から入ることで、目や体全体にも影響を及ぼすといわれています。
夏のファッションアイテムと思われがちなサングラスですが、50代女性にとってはむしろ、「健康と美容」を守るためのマストアイテム。
絶対かけたほうがいいその理由と、サングラスの選び方をお伝えします。
紫外線は目の奥まで届く。
「白内障」などにも関連
紫外線は、肌の老化の大きな原因ということは広く知られていますが、紫外線は目の奥のほうまで到達するので、目にもダメージを与えます。
『紫外線環境保健マニュアル2020』(環境省)によると、紫外線が目に及ぼす症状や病気としては、強い紫外線にさらされたときに角膜に炎症が起こって白目の充血や異物感、痛み、流涙などが起こる「急性の紫外線角膜炎」、白目が黒目まで増殖して、悪化すると視力障害が起こる「慢性の翼状片」、水晶体の濁りにより視力が低下する「白内障」などがあります。
特に白内障は加齢なども影響し、年とともに増えてくるので、紫外線対策をするなど、できることから少しずつ、目への負担を減らしたいものです。
目から入る紫外線は
全身の疲れの原因にも
「日光を浴びる時間が長いと、なんだか疲れる」という経験をしたことがある人は多いと思いますが、これも実は紫外線の影響もあるそう。
紫外線は、細胞のDNAを書き換えるほどで、人体にとっていわば“強敵”でもあります。そのため、紫外線が目の角膜に入ると、自律神経の中枢は全身の色素細胞を活性化させ、紫外線から身を守るメラニン色素をつくるよう指令を出します。このような臨戦態勢が続けば、自律神経は疲弊し、全身の疲れを招くことに。
サングラスは
UVカット率99.9%以上のものが安心
こうした目や全身への影響を防ぐのに重要なアイテムが「サングラス」です。
「UVカット機能のある眼鏡やサングラスで、目もガードすることが大切。UVカット率は99.9%以上のもので、ある程度レンズが大きく、顔の形にフィットするものを選んでください」というのは皮膚科医で眼科医でもある日比野佐和子先生。
ただ、色の濃いサングラスは瞳孔が大きく開いて、逆に紫外線が入りやすくなることも。色は薄めのほうがどんなファッションにも合うので、ふだん使いもしやすいでしょう。
目まわりの皮膚は非常に薄くデリケートで、対策もしづらい部分でもあります。目元、目、体、そのすべてを守るために、ぜひ今年の夏はサングラスを取り入れてみて。
サングラスの選び方を教えてくれたのは……
日比野佐和子先生
医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾/SAWAKOCLINIC × YS統括院長。皮膚科医、眼科医、内科医、日本抗加齢医学会専門医。アンチエイジング医療の第一人者として幅広く活躍。『医者が教えるすごい美肌循環』(サンクチュアリ出版)など著書多数。
さらに前述の『紫外線環境保健マニュアル2020』(環境省)によると、 紫外線は正面以外にも、上やサイド、下から、後ろからなど、直接に間接に、いろいろな方向から降り注いでいます。
サングラスと目の間にはどうしてもスペースが生じてしまうため、帽子も併用すると安心なのだとか。
帽子は、UVカット加工のされた、つばの大きめのものが理想です。
『大人のおしゃれ手帖』8月号の付録は
UVカット率99.9%のサングラス!
『大人のおしゃれ手帖』9月号増刊の付録は
UVカット率99%の帽子!
『大人のおしゃれ手帖』9月号増刊の付録はUVカット率99%の帽子!
H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)とのコラボレーションで上質感のあるつくりです。
今買って、秋まで使えるカラーリング。コンパクトにたためるので持ち歩きにも便利。
広めのつばでしっかり紫外線カット。つばは好きな形に変えられます。
撮影/須藤敬一(モデル)、木村 慎(物)、梶田麻矢〔STUDIO e7〕(物) スタイリング/石井あすか 画像素材/PIXTA
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