【小池徹平さんインタビュー】
「何かを得れば、何かが減る」小池徹平さんがたどり着いた「手放す覚悟」
ファンからの「明日もがんばれる」の言葉が、僕を支えてくれる

『ETERNITY(エタニティ)』には、「時代が変わっても消えない音楽」や「誰かの人生を支える音楽」というテーマも描かれています。小池さん自身は、お芝居や歌に人を救う力があると思いますか?
「もちろん、めちゃくちゃあると思います。観に来てくださった方から『元気をもらいました』『明日からまたがんばれます』と言っていただくことがあるんです。すごくシンプルな言葉なんですけど、そこに全部が詰まっている気がするんですよね。その言葉を聞いて、逆に僕自身が元気をもらっています」
小池さん演じる伝説のロックスター、ブルードットは、華やかに見える反面、孤独を抱えるキャラクター。共感する部分はあるのか尋ねると「孤独にはあんまり(笑)」と笑います。
「でも、『曲を作らなきゃいけない』『新しいものを生み出さなきゃいけない』という焦りやプレッシャーには共感する部分があります。やりたいことをやっているはずなのに、何かに追われているような感覚というか。創作しなければいけない状況に追い詰められるもどかしさは、すごくわかる気がしますね」
長年、表舞台に立ってきた人ならではのプレッシャーや不安を打ち明けてくれた小池さん。加えて『ETERNITY(エタニティ)』には、「誰もが望むスターでいるためには、諦めなければならないものもある」という印象的な言葉も登場します。このテーマについても尋ねてみると、小池さんは20代の頃を振り返りました。「WaT」として音楽活動を続けながら、俳優としても活躍の場を広げていた時期。
「WaTは、ストリートライブから始めて、たくさんの方に応援していただけるようになったんですが、年齢を重ねるにつれて、自分がやりたい音楽と求められるものとの間にズレを感じるようになりました。ちょうどお芝居の仕事も増えてきて、どちらも100%でやりたいのに、それが難しくなっていく。全部が中途半端になっている気がしてしまって、『自分は何をやっているんだろう』と悩んでいました。少しスケジュールが空いただけで不安になったり、ストレスで全身にじんましんが出たり。本当に余裕がなかったですね」
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