【パク・ジフンに夢中】
話題の韓国ドラマと料理家・ワタナベマキさんの絶品たらレシピ
記事公開日
韓国カルチャーをこよなく愛する料理家のワタナベマキさん。
マキさんの「今気になる」人を毎月ピックアップ。
今月は、ドラマ『伝説のキッチン・ソルジャー』で話題のパク・ジフンさん。劇中の料理から着想を得た、ご家庭で簡単に作れる「たらのポモドーロ煮」レシピとともにお届けします。
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【今月のひと】パク・ジフン

©aflo
1999年韓国生まれ。子役として芸能活動を始め、オーディション番組から誕生したグループ「Wanna One」のメンバーとして人気を集める。
近年は俳優としても活躍し、『弱いヒーロー』シリーズでの繊細な演技が高く評価される。2026年に大ヒットした歴史映画『王と生きる男』で百想芸術大賞・新人演技賞(映画部門・男性)を受賞。
まなざしだけで表現する繊細で奥深い演技が魅力です
韓国ドラマには、おいしそうな料理が登場する作品がたくさんありますが、『伝説のキッチン・ソルジャー』は、料理が物語の中心にある作品です。
舞台は韓国軍。炊事兵として配属された青年が、毎日、大勢の兵士たちの食事を作ります。一見するとコミカルですが、料理を通して人を支え、仲間との絆を育んでいく姿が丁寧に描かれていて、毎回楽しみに見ていました。
気づけば私もいつの間にか厨房の片隅へ……
主人公を演じるのはパク・ジフンさん。彼に惹かれたきっかけはドラマ『弱いヒーロー』でした。
怒りや悲しみを大げさに表現するのではなく、静かなまなざしや息づかいで伝える演技が本当に見事でした。今作でも、その繊細な表現力は健在。失敗や葛藤を繰り返しながらも、一歩ずつ成長していく姿に、自然と応援したくなるのです。
このドラマに登場する料理は、ただ空腹を満たすためのものではありません。
仲間である兵士たちに少しでもおいしいものを食べてもらいたい。そのまっすぐな思いが、一皿一皿から伝わってきます。
さらに、それを押しつけがましく感じさせないのは、彼のお芝居があってこそ。
感情を大きく表に出さなくても、まなざしひとつで主人公の優しさや葛藤を表現しているのです。
主人公に次々と難題が降りかかるたび、「私ならどうするかな」と頭の中で献立会議が始まり、気づけば私も炊事兵の一員です。
限られた食材や設備の中で、兵士たちのためにどうすればもっとおいしく作れるか、一緒に作戦を練っている気分でした。
今回は、劇中で印象に残った魚料理から着想を得て、「たらのポモドーロ煮」を作りました。ドラマでは、冷凍のたらの臭みをやわらげるために、揚げ焼きにしてトマトを加えています。
その発想をヒントに、私は玉ねぎの甘みを引き出しながらトマトで煮込み、仕上げにコチュジャンを少し加えてコクをプラスしました。あれこれ悩んだ献立会議の、その成果です(笑)。
韓国で食べたローカルフードさばのチゲ
先日行ったソウルで地元のタクシー運転手さんたちに人気の食堂へ。
さばチゲは、ワイルドで力強い味わい。「軍隊でもこんな料理が出てくるのかな」と想像しました。
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