「女性ホルモン」の減少加速を防ぐ!
今すぐできる3つの工夫
女性ホルモンが早く減るのを防ぎ、自律神経を整えて更年期障害を防ぐためには、
生活習慣の見直しと食事、運動、メンタルアップが肝心です。
教えてくれたのは・・・
松村圭子先生
日本産科婦人科学会専門医、成城松村クリニック院長。
広島大学医学部附属病院などの勤務を経て現職。
初経から更年期まで、女性の健康をサポートする。生理日管理アプリ「ルナルナ」や、女性のリズム管理デバイス「わたしの温度」を監修。『オトナ女子のためのカラダの教科書』(宝島社)ほか、著書多数。
体の修復に欠かせない睡眠を大切に
「誤った生活習慣では、女性ホルモンの減少が加速し不調が出やすくなります。
これまでは大丈夫だった寝不足や運動不足も、50代の女性には大きなダメージに。
女性ホルモンを必要以上に減らさない生活を心掛けて。
更年期はもちろん、その後の健康にも役立ちます」(松村先生)
更年期は眠りの質が低下しやすくなります。
睡眠中は、傷ついた組織を修復したり、若さをキープする成長ホルモンが分泌されますが、更年期になると中途覚醒がふえて、熟睡しにくくなります。
疲れも取れにくく、寝てもすっきりしないという悪いループに。
なんとなくの不調が増えてきた人は、睡眠習慣を見直すのがおすすめです。
さらに、適度な運動は自律神経を整えます。
1. 適度な運動をする
2. 良質の睡眠をとる
自律神経が不安定になることで、睡眠の質は低下しがちに。
特に、夜更かしや不規則な生活で体内時計が狂っている人は、リズムを正して、睡眠の質を向上させましょう。
朝起きたらカーテンを開けて朝の光を浴びる
睡眠を促す「メラトニン」というホルモンは、朝の光を浴びてから、14~15時間後につくられると言われています。
朝起きたらまずカーテンを開けて日差しを浴びて。朝の早い時間に散歩するのも◎です。
起きる時間をなるべく一定にすることが、リズムをつくるうえで大切です。
入浴後、1~2時間後が眠りやすい。
寝る前のスマホはNG!
入眠の仕方によって眠りの深さも変わります。
スマホを見ながら寝落ちする……というのは脳が覚醒状態のままになるので、いちばんよくないパターン。
入浴で一度体温をあげてからリラックスタイムをもち、体温が下がるころに寝付くと熟眠しやすくなります。
3. 「ときめき」を大切にする
文/田中絵真 イラスト/nanaoka
大人のおしゃれ手帖2023年4月号より抜粋
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