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2024年7月号

2024年6月7日(金)発売
特別価格:1390円(税込)
表紙の人:鈴木保奈美さん

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北欧便りvol.5 ノルウェー女性の美と健康の秘訣

古澤恭子

北欧の国、ノルウェーはオスロから、大人世代に伝えたい暮らしのヒントをレポートする北欧便り。
今回のテーマは「美と健康」。

ノルウェー女性が考える美と健康はいったいどんなものなのでしょうか。50代になってもよいスタイルを保ち、元気でいられる秘訣は何でしょう。実際の50代の女性nのリアルな声をお届けします。

「自然+新鮮な空気」が私の健康法!

今回お話を伺ったのは、映画プロデューサーであるカトリーナ・プリセールさん。家族代々ノルウェーの映画界に携わってきた生粋の映画人です。
彼女は47歳でテニス、55歳でセイリングとカヤックを始めたスポーツウーマンでもあります。そして現在の趣味はなんとダイビング(飛び込み)。フィヨルドや湖で飛び込みをしたり泳いだりするのにハマっています。
「実は、ダイビングをするのが長年の夢だったんです。意を決して習い始めたのは52歳の時。それから自分は変わりましたね。何かを始めるのに遅いということはないんだと思いました。何をするにも勇気が湧いてきたんです。」
憧れのスポーツを習い始めたら、心身ともに良い変化が起きたようです。人がいない早朝、フィヨルドの飛び込み台からダイブして爽快な気分を味わいます。冬のオスロフィヨルドは水温2度ととても冷たいのですが、それも平気。夏冬関係なく一年を通して、自分のコンディションと相談しながらダイビングを続けています。

自宅から歩いて行けるオスロフィヨルド。美しいオスロの街並みを眺めながら真っ青な海へ飛び込む最高の瞬間。

有名な建築物オペラハウスを背にしてオスロフィヨルドへ飛び込む。まだ雪が残っている春先でもダイビングして心身を引き締める。

なぜ次々に新しいアウトドアスポーツに挑戦しているのでしょうか。
「屋外で身体を動かすことが大好きなんです。それにテニスやスキーなどスポーツをしていると、同じような目的を持った女性たちに出会うんです。皆さん、普段は仕事バリバリでパワーワークしている人ばかり。彼女たちと一緒に身体を動かしていると楽しいんですよね。」
どうやらノルウェーの女性は身体を動かすことが好きみたいですね。ジムに通ったりしないのでしょうか。

テニスは冬は屋内施設ですることも多い。テニス仲間と会うのも楽しみのひとつ。

イースター時期(4月初旬)はスキーを楽しむ。ノルウェーでスキーといえばクロスカントリーを指す。この時期日本では桜が咲くが、ノルウェーは気温が氷点下になる日も。冬が長いノルウェーではスキーは国民的スポーツだ。

「私はノルウェーで生まれ、新鮮な空気が一番良いという教育のもと育ちました。ノルウェーには十分な土地や空間があり、子供が遊べる場所も多い。アクティブに屋外に行ける環境が整っているんです。素晴らしい自然の中で、冬はスキーができ、夏はフィヨルドで泳ぐことができます。オスロにもフィヨルドがあるんですよ。私の職場や自宅からフィヨルドまで歩いて行けるし、ものの15分も行くと山が控えているんです。都会に住んでいても自然にリーチするのはとても簡単なんです」
ドラマティックな色に染まる朝陽や夕陽を眺めているだけで癒やされるし、夏の24時間陽が沈まない白夜の光の微妙な美しさにも心奪われると言います。人々の暮らしのすぐそばに豊かな自然が広がっており、それに触れるのが最高の健康法であり、散歩するだけでよい運動になると考えています。

週末には田舎に出かけ、自然の移り変わりを見たり、美しい山々を眺めたりしながら散歩する。

 時には冒険的なハイキングにも出かける。

「普段オフォスで座り仕事をしていることが多いので、なるべく身体を動かすようにしています。スキー、ハイキング、夏はボートに乗って太陽をいっぱい浴びますね。自然と新鮮な空気、この二つがとても大切。マインドフルネスの考え方です。」
つまり五感を使って身体を動かすことで、脳も心もリラックスするという考え方のようです。

「私は歩きやすいようにいつもスニーカーを履いているんです。四季折々のもの、天候の変化、豊かな自然に触れるために、いつでも歩けるように。それらを見逃さないように。いい靴は欠かせません。洋服もナチュラルでシンプル。これをノルディック・スタイル(Nordic Style)と呼ぶんですよ!」
動きやすいミニマムなファッションもノルウェー女性の美や健康に一役買っているのですね。特別なトレーニングをしたり、ジムでストイックに鍛えてムキムキになったりするより、自然の中で美や健康が創られるというのがノルウェー流の考え方といえるかもしれません。周囲にある自然に目を向けて、その中に身を置き楽しむこと。これなら私たちも無理なく明日から真似できそうですよね。

ノルウェーの南、スタヴァンゲルの海辺で妹と散歩。寒くても気候に合った服を着てしっかり防寒すれば。冬の散歩も気持ちがいいもの。Photos : Cathrine Pryser


写真、文:古澤恭子
出版社で女性誌編集に携わった後、2010年北欧に移住。現在ノルウェー在住、執筆業を中心にメディアのコーディネーターとしても活動。

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古澤恭子

出版社で女性誌編集に携わった後、2010年北欧に移住。現在ノルウェー在住、執筆業を中心にメディアのコーディネーターとしても活動。

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