「台風」「大雨」の対策
防災のためにできる4つのこと
日本は台風や大雨などの災害が発生しやすく、時には甚大な被害をもたらすこともあります。
自分でできる対策を確認し、被害を防ぎましょう。
【対策1】
最新の防災気象情報をチェックする
台風や大雨などによって災害が発生するおそれがあるときは、気象庁などが発表している最新の防災気象情報を活用しましょう。
「注意報」「警報」「特別警報」の発表に加えて、「土砂災害警戒情報」や「警戒レベル」も発表されています。
「土砂災害警戒情報」は、「警報」の発表後、土砂災害発生の危険度がさらに高まったときに発表されるものです。
詳細な領域は、気象庁ウェブサイト「キキクル(危険度分布)」で確認できます。
※参考サイト:気象庁ウェブサイト「キキクル(危険度分布)」
「警戒レベル」は、「警戒レベル1」~「警戒レベル5」までの5段階があり、災害発生リスクが高くなるほど警戒レベルの数字が大きくなります。
警戒レベル4までに必ず避難することが必要です。
※災害対策基本法の改正に伴い、2021年5月から施行
●警戒レベル1「早期注意情報」
災害への心構えを高める。
●警戒レベル2「大雨・洪水・高潮注意報」
ハザードマップで避難行動を確認する。
●警戒レベル3「高齢者等避難」
高齢者や障害のある人、避難を支援する人などは安全な場所へ避難する。
●警戒レベル4「避難指示」
対象地域の人は全員避難する。
●警戒レベル5「緊急安全確保」
すでに災害が発生、切迫している状況。
命が危険な状況であり、直ちに安全な場所で命を守る行動をとる。
【対策2】
すぐに避難できるようにする
〈非常用持ち出し袋に入れるとよいもの〉
飲料水、食品、衣類、軍手、スリッパ、タオル、懐中電灯、ラジオ、モバイルバッテリー、常備薬、救急セット、歯ブラシセット、カイロ、筆記用具、ゴミ袋、小銭を含む現金、預金通帳、健康保険証、身分証明書、ティッシュ、マスク、アルコール消毒液、石鹸、生理用品など
生理用品は一周期分あると安心です。プラスαの備えとして、トラベル用などミニサイズの化粧品、手軽に栄養を補えるサプリメント、歯磨きができない場合に備えてキシリトールガムなど、健康管理やストレスの緩和に役立つものも入れておくとよいでしょう。
【対策3】
家の中と外の備えをする
家の中
災害発生時はライフラインの復旧に時間がかかることも。
食べ物や飲料水は日頃から一週間分を目安とした備蓄をしておき、消費したらすぐに買い足す「ローリングストック」がおすすめです。
食べ物は非常食だけでなく、缶詰や乾物、レトルト食品、野菜ジュースなど、日持ちのするものも備蓄できます。
生活用品も多めに備蓄しておきましょう。
また、懐中電灯や携帯用ラジオ、救急セット、カセットコンロ、非常用の簡易トイレなどの防災グッズも備えておきましょう。
停電に備えてスマートフォンやパソコンを早めに充電しておくのも手です。
家の外
物干し竿や植木鉢など、強風で飛ばされる可能性があるものは室内へ入れましょう。
窓ガラスの被害を防ぐため、窓は閉めて鍵をかけます。
シャッターや雨戸がある場合は閉めてロックします。
車はガソリンを満タンにしておきます。日頃から早めに給油するほか、身近にある「住民拠点サービスステーション(住民拠点SS)」の場所を確認しておきましょう。
住民拠点サービスステーションとは、自家発電設備を備え、災害などが原因で停電していても継続して給油できるガソリンスタンドのことです。
※参考サイト:経済産業省 資源エネルギー庁「住民拠点サービスステーションについて」
【対策4】
不要な外出を控える
(まとめ)
災害発生時に重要なことは、「自分の身は自分で守ること」。
台風や大雨の直前にすべてを備えるのは難しいため、日頃から防災意識を持ち、いざというときに備えましょう。
画像協力/PIXTA
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