山脇りこさんの
「電子レンジ」レシピを伝授!
50代をごきげんに過ごす秘訣とは?
50歳から電子レンジ料理を研究し始めた人気料理研究家の山脇りこさん。
前編では、山脇さんが電子レンジ料理に目覚めたきっかけと、電子レンジの魅力について伺いました。後編では、とっておきの“電子レンジ料理レシピ”を紹介します。
寒い季節にぴったりの「おすすめレシピ」を公開!
電子レンジを日々の料理に取り入れるようになってから、主食や副菜、おつまみなどさまざまな料理に挑戦してきた山脇さん。新刊『おいしいものを手軽に少量で 50歳からはじめる、大人のレンジ料理』では、電子レンジを使った簡単料理を多数紹介しています。
今回は、本書の中から「大人のおしゃれweb」読者におすすめしたい料理を厳選していただきました。山脇さんが選ぶとっておきの逸品とは何でしょう?
「どのレシピも自信作ですが、特にカレーをおすすめしたいです。野菜たっぷりで、油も小麦粉もなし。でも食べ応えのあるカレーが短時間で作れます。具材を一つの耐熱容器に入れてチンするだけだから、洗い物も少なく済み、いいことづくめです。
カレーのレシピの中でもイチオシは甘酒チキンカレー。もともと甘酒カレーはよく作っていて、私のお気に入りのカレーでした。電子レンジでも作れたらいいなと思い作ってみたら、いける! 簡単で、すごくおいしく作れました。
みそと甘酒、2種類の発酵食品を使っていて健康的ですし、しょうがを入れているから体も温まります。寒い季節にぴったりなので、ぜひ作ってみてください」
甘酒チキンカレー
甘じょっぱさが後を引く和風カレー。
甘酒&みその発酵風味でコクのある逸品です。仕上げにこしょうをふって辛味を足しても◎。
【材料(2人分)】
・鶏もも肉(から揚げ用)… 8 切れ(200g)
・玉ねぎ… 1/2個(100g)
・ピーマン… 1個(40g)
〔A〕
・酒…小さじ2
・塩…小さじ1/3
〔B〕
・甘酒(米こうじで作ったもの/ストレートタイプ)… カップ1
・みそ…大さじ2
・トマトケチャップ…大さじ2
・カレー粉…大さじ1
・しょうが(すりおろしたもの)… 1かけ分
・ごはん(温かいもの)…茶碗2杯分
【作り方】
①玉ねぎは縦に1cm幅に切る。ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、縦に細切りにする。鶏肉はフォークで数か所穴をあけ、A をもみ込む。
②耐熱ボウルにBを入れて混ぜ合わせ、①を加える。ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)に8分間かける。そのままレンジ庫内に1~2分間おく(突沸防止)。
③器にご飯を盛り、②をかける。
50歳まで電子レンジ初心者だった山脇さんが伝えたいこと
最後に、本書のレシピで料理を作る方に、山脇さんからワンポイントアドバイス!
「何を作っても失敗することが少ないのが電子レンジ料理のいいところ。ですので、電子レンジを日頃から使っている方はもちろん、“手抜き感があって苦手”と以前の私のように電子レンジに対して拒否反応がある方にも使ってもらえたらと思っています。
何度か作ってみて要領がつかめたら、具材を変えたり、調味料を足したりしてみてください。そして家の味、自分の味に育ててもらえたらうれしいです。料理のバリエーションも広がると思います」
「50代の今もこれから先もずっと、自分の好きが詰まった料理を日々作っていきたいし、皆さんにも楽しんでいただけたらうれしいです」
「50代はごきげんでいることが大切」と感じている山脇さんが考案したレシピは、無理せず料理を楽しめるものばかり。気になるレシピの詳細は、『おいしいものを手軽に少量で 50歳からはじめる、大人のレンジ料理』をチェック!
全国の書店、オンラインでお買い求めいただけます。
【書籍詳細】
『おいしいものを手軽に少量で 50歳からはじめる、大人のレンジ料理』
山脇りこ
¥1,650(NHK出版)
【プロフィール】
山脇りこ
料理研究家。東京都内で料理教室を主宰。長崎県の日本旅館に生まれ、四季折々の料理に触れながら育つ。旬を大切にし、素材を生かした野菜料理や保存食が得意。忙しい毎日でもストレスなく楽しめるアイデアが光る、小粋な家庭料理を提案する。将来の自分のために始めたレンジ調理にもモダンなセンスが生かされ、今までにない斬新なレシピを日々更新中。食いしん坊の旅好きで、国内外の市場や生産者巡りがライフワーク。特に台湾はガイドブックを刊行するほど精通する。2023年春に上梓した、初の食と旅のエッセイ『50歳からのごきげんひとり旅』(大和書房)が大好評。
撮影/竹下アキコ
この記事を書いた人
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