【片桐はいりさん × 安藤玉恵さん】
「ひとりだけど、ひとりじゃない」
揺るぎないものが伝わる特別対談
時の流れの中で自分が変われば、周囲との関係もまた緩やかに変化するもの。これからの人付き合いをさらに豊かにするには?
今回は、注目のひとり芝居にダブルキャストで挑む大人世代のおふたりに質問。
お互いへの信頼と、すべてを楽しむ心。笑いが絶えない会話から、揺るぎないものが伝わりました。
—安藤さんと一緒なら、きっと面白くなる。ひとりなら引き受けなかったかもしれません
片桐はいりさん(以下、片桐) コロナ禍のとき、私たち同じドラマ(『不要不急の銀河』NHK総合、2020年放送)に出てたんですけど、安藤さんがカラオケビデオのなかの演歌歌手を演じているのを見て「くっそー」って思ったんですよね(笑)。今、こういう面白い役は安藤さんがやるんだって。
安藤玉恵さん(以下、安藤) フフフ。はいりさんのお母さん役も面白かったですよ。
片桐 だからこの舞台をオファーされたときも、安藤さんが先に決まっているんだから何か普通じゃない、面白いことをやろうとしているんだと勝手に受け取ってました。
安藤 光栄です。はいりさんとご一緒することで、私は演劇としてすごくちゃんとした作品になるんじゃないかという気がしてました。私のなかでは、はいりさんはちゃんとした演劇をやっている俳優さんなので。
片桐 ちゃんとした演劇なんてやったことない気が……(笑)。でも私も、ひとりだったら引き受けなかったかも。読み合わせを始めた頃は「途中からふたり出てきてもいいんじゃないですか」なんて言ったりしてね。
安藤 そうそう。「一方が出る日はもう一方が前座をやる」とか。
片桐 こういう思いつきにいいねって言ってくれる安藤さんだから、すごく助かってます。何しろ、今回の作品はすごく難しい。7歳の女の子が生きることや命についてものすごく真っ当なメッセージを発する、その重みを、今になってひしひし感じてて。
安藤 私も。言葉の間、行間で伝えることを意識しながらやっているんですが、俳優が複数いれば、その関係性からも伝えることができるじゃないですか。でもひとりだとそれもできないから、「うぉー!」って。
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