リビング&ダイニングの
『おしゃれでアート』なインテリア
~俳優・桃生亜希子さん~
現在発売中の『大人のおしゃれ手帖』2024年5月号の特集「住まいと暮らしの最適解」で、‶愛しいものに囲まれた暮らし″を教えてくれた桃生亜希子さん。
桃生さんのお宅には、本誌で紹介できなかったアート作品がまだまだたくさんありました。
今回は桃生さんが暮らしのなかで楽しむ、実用を兼ね備えたアート作品をご紹介します。
アンティークの部品を組み合わせた
静謐な存在感のあるランプ
円球のガラスと古い真鍮、古材を組み合わせたランプは、タカハシ工作室の作品。
葉山にあるセレクトショップ「gullam. life&arts.」で購入したそう。
「ずっとランプを一つ欲しいなと思っていたんですよ。オンラインショップで見つけてかわいいなと。実際にお店に行くと、高さや部品のちがうものもありましたが、やっぱりこれが素敵だなと思いました」。
モダンでどこか懐かしい雰囲気が、桃生さん宅のインテリアにぴったり。
スケートボードの廃材から生まれた
シンプルモダンな三脚スツール
「私も夫も10代のころはスケートボードをやっていました」という桃生さん。
その縁で迎え入れたのが、廃材となったスケートボードのデッキ(板)を利用したスツール。友人である石渡誠氏のアートプロジェクトcoreの作品です。
スケートボードの両端にあるカーブをいかしたデザインで、とても座り心地がよいそう。
カンガルーの小物は、同じくスケートボードのデッキ(板)を利用した別のアーティストの作品。
「カンガルーの間に、iPadを立て掛けたりしています」。
スツールの裏側には、スケートボードのステッカーや傷跡がそのまま残されており、世界に一つしかないデッキのストーリーを感じさせます。気軽に持ち運んで移動できる軽さも◎。
唯一無二の時間を柔らかく刻む
スケートボード廃材の掛け時計
キッチンカウンターの壁に掛けられた壁掛け時計も、スツールと同じcoreの作品。
スケートボードのデッキを何枚も圧着してできた塊から削り出してつくられているそう。
横から見ると、合板が重なって生まれた美しい模様がよくわかります。
スケートボードのデッキならではの、ゆるやかなカーブを描いているのも特徴。
「一点一点ハンドメイドなので、色は全部ちがいます。ナチュラルな木目に深いグリーン、アクセントの赤という組み合わせが気に入っています」
お伺いしたのは……
桃生亜希子さん
俳優。映画『ロスト・イン・トランスレーション』『鉄男 THE BULLET MAN』などに出演。4~14歳まで住んでいた実家をリノベーションし、ハワイ出身の夫と息子の3人で暮らす。人生のテーマは旅。
撮影/砂原 文 文/寺本 彩
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