「身近な人でも、本心を見抜くのは難しい」
【三谷幸喜さん × 長澤まさみさん × 西島秀俊さん】
ほろ苦い映画に集ったお三方にインタビュー!
いつも頼もしく思う人がいれば、新鮮な魅力を放つ初対面の人もいる。触れ合いは、常に私たちにたくさんの発見と感動をもたらします。
ひとりの女性の〝正体〟を巡る愉快でほろ苦い映画に集った大人のお三方。
出会いは、どんな化学変化を生み出したのでしょう?
今回は長澤さんでどんな物語をやりたいか? と想像するところから
三谷幸喜さん(以下、三谷) 僕の作品はいつも俳優さんありきなんですが、今回は長澤さんでどんな物語をやりたいか? と想像するところから始めました。長澤さんには昔からどこか〝寂しさ〟のようなものを感じていて、哀愁漂う役を演じられている時、すごく魅力的に映る。だから、スオミという、5人の夫の誰にも本心を見せなかった女性の話を書かせていただいたんです。
長澤まさみさん(以下、長澤) これまでにもひとつの作品で複数の役を演じたことはありましたが、ひとりの人物の説得力を持たせながらいくつもの貌を見せる、そこが難しかったですね。現場では、三谷さんから「それじゃないんだよね!」と言われてましたし。
三谷 ……そんな言い方、しましたっけ?長澤 しましたね(キッパリ)。
西島秀俊さん(以下、西島) 僕が演じた4番目の夫の草野はかなり神経質な警察官で、空気の読めない言葉や態度を取ってしまう男。しかも草野自身は、それにまったく気づいていないんです。細かいところに気が回るから仕事では優秀なんでしょうけれど、一緒に暮らす人にとっては困った男なんだろうなと感じました。
三谷 料理が苦手だというスオミに「料理だけが苦手みたいな言い方だな」と笑顔で返す場面がありますが、あんなイヤな台詞をあれほど清々しく言えるとは……。
西島 いや、相当イヤな感じでしたよ!(笑)
三谷 僕は西島さんとご一緒するのは初めてで、何となく神経質そうなイメージを勝手に抱いていたんですが、こんなに笑う方だとは思っていなかった。草野に面白さや温かい部分をきちんと肉付けしてくださったので、とても感謝しているんです。
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