はっか油のすすめvol.3
〜リラックス&ボディケア〜
はっかの香りをいちばん楽しめるのがバスタイム。
鼻やのどの粘膜も潤してくれるので、夏風邪予防にもなります。
バームは、虫よけにも肩こり・頭痛にも効く万能薬。
「塗る量や場所によって使用感や効き目がちがうので、試してみてください。
ただし、目の周りや粘膜などは避けて」
シャワー派の芳香浴に バスミスト
はっか油を浴室の壁に向かって3回ほどスプレーしてから、シャワーを使えば、爽やかな芳香浴に。
ただ、シャワーが直接かかる場所や換気扇の近くは、すぐに香りが流れてしまいます。
浴室全体に香りが広がる場所を探しましょう。
肌に直接つかないよう注意して。
飾り置きのスポンジなどがあれば、それにスプレーしても。
軽くてしっとり 夏向けの入浴剤 バスハニー&バスシュガー
夏はオイルではなく、糖分を使った入浴剤が◎。
サラッと軽く、ほどよい保湿効果が得られます。
前田さんはカップごと浴室に持ち込んで、浴槽につかりながら溶かすそう。
手で混ぜたときに、スーッと立ち上る香りでリラックス。
べたつきもないので、洗い流さなくても大丈夫です。
ざらめなら
大さじ3~5のざらめ糖に、はっか油3~4滴を加えて混ぜ合わせる。
角砂糖なら
角砂糖1個に、はっか油を1滴たらす。浴槽に入れるのは3~5個。
虫よけにも肩こり・頭痛にも バーム
蚊やアブ、蜂などは、はっかの香りが苦手。
スプレーだとすぐに揮発してしまいますが、バームなら香りが長持ちします。足首や手首、耳の後ろなど、肌が露出している部分に塗れば虫よけに。
肩こりならしっかりすりこむと効果的です。
頭痛のときはこめかみにチョンと塗って。
歯みがきタイムが楽しくなる ミントの歯みがき
汚れを浮かせて落としてくれるグリセリンに、重曹とはっか油をプラス。
「安心して使えて、みがいているときも気持ちいいんです」
さらにこれ、クリームクレンザーとしても使えるすぐれもの。
シンクやステンレスの鍋、ポットを軽く濡らしてから、適量をつけて磨けばスッキリ。
教えてくれたのは・・・
前田京子さん
国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒業。米大学外国語学部で講師を務め、帰国後は編集者として活躍。現在は健康で快適なライフスタイルの実践をつづっている。『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)など著書多数。
撮影/三沖 直 スタイリング/平井律子 イラスト/中島香奈 文/寺本 彩
大人のおしゃれ手帖2021年9月号より抜粋
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この記事を書いた人
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