【美容家・神崎 恵さんに聞く!】
日々の生活で意識していることとは?
「年を重ねることは価値があり、尊いこと」
今年50歳を迎える美容家の神崎 恵さん。
本当にアラフィフ? と疑うほど、肌も髪も生き方までもハリであふれています。
今回は、大人のおしゃれ手帖世代の1人として、等身大の神崎さんのリアルな姿をお届けします。
神崎 恵さん
1975年生まれ。美容家。3人の息子の母。多くの雑誌で連載を持ち、講演やイベントの出演も。コスメブランドのアドバイザー、商品開発も手掛け、現在は「神崎美容塾」の塾長として後進の育成に尽力中。
本当の美しさを得るためには自分自身を知ることが大切
美容家として美容雑誌や女性誌、SNSで情報を発信しつつ、被写体になることも多い神崎恵さん。
その華やかなイメージから、勝手に妖艶な印象を抱いていましたが、空気がパッ明るくなるような雰囲気をまとい、快活で晴れやかな笑顔で現れた姿が印象的。
そしてスタジオに着くなり、パパッとご自身でメイクを施す姿からは、勇ましさも感じられます。
「ギャップがあるとよく言われます(笑)。メイクも必要最低限のことしかやっていませんし、スキンケアもあっという間に終わります。もうすぐ50歳ですから、シワやシミもできるし、白髪だって人並みにありますよ。ただ、それらを解決する方法やコツを知っているというだけ。私は常に、自分のことを知ろうという意識でいるので、その時々の自分に冷静に向き合えるのだと思います。
それに、日々の生活や意識など、生き方が健康美に反映されると思っているので、今の自分に必要な情報を得ることで、体の負担になるものを避けられたり、不要なものを買わずに済んだり、取捨選択しているのかなと。
幸いなことに、美容界には目指したくなる先輩方が多くいらっしゃるうえ、情報も盛りだくさん。それを基に、自分なりに先手を打つことで、楽しく豊かに年を重ねていっていると信じています」
若返りたいとは思わない年を重ねる=自分らしくなること
神崎さんの私生活の中で最も優先順位の高いものは、20年以上変わっていないと言います。それは3人の子どもたち。
「成長を見守っていくためにも、日ごろから健康には気をつけています。毎年人間ドックでの全身検査を受け、この年齢ですからホルモンチェックも欠かしません。必要があればクリニックに行き、自分の体の情報を集め、良いと言われるものは試しています。
だからといって若返りたい、老いていくのが怖いと思ったことは、これまで一度もありません。以前から、自分が花開く年齢を90歳と設定しているので、まだまだ半分を少し過ぎたところ。やりたいこと、やれることを粛々とやっていくことが今の目標です! そのモチベーションはどこから? と聞かれますが、若い頃よりも自立した足で、しっかりと生きていける自信がついたからだと思います。私は『大人のおしゃれ手帖』世代。
老化することは、生き物として当然のこと。経験や知恵は増えますし、自由や個性も手に入る。自分らしくなっていく工程=年を重ねることかなと。それって尊くて価値があると私は思います。50歳からは、さらに年を重ねる過程を楽しんでいきたいですね」
撮影/天日恵美子(model)、古家佑実[SORANE](still) スタイリング/平田雅子 ヘア/赤羽麻希[Un ami] 文/中尾彗里
大人のおしゃれ手帖2025年1月号より抜粋
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