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大人のおしゃれ手帖 5月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年5月号

2026年4月7日(火)発売
特別価格:1680円(税込)
表紙の人:菅野美穂さん

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【更年期×東洋医学で解決!】同じ歳なのに肌がきれい⋯⋯その秘密は楊貴妃が愛した「紫外線に強くなる薬膳食材」

1日3個のなつめが、肌のバリアを強くする

衛気のバリアを濃く厚くするためには、まずはバリアの材料が必要です。衛気は気の一種であり、気の材料となる食材は「補気類(ほきるい)」と呼ばれます。補気類の代表格は、米、いも、牛肉、鶏肉など。まずはこれらの食材を日常的にしっかりとることが、バリア作りのベースとなります。

そのうえで、バリアの材料として積極的にとり入れたいのがなつめ。世界三大美女の楊貴妃もよく食べていたと言われている果実で、中国には「1日3個のなつめを食べれば、歳をとっても老いが現れない」という言葉もあるのだとか。この言葉にならって、なつめを1日3個、おやつなどでとり入れてみてください。さらに日光を多く浴びた日や疲れがひどい日などは、5個に増やして食べるといいでしょう。

なつめはドライフルーツとして販売されていますが、より食べやすいのはスライス状のなつめチップス。お菓子感覚で食べることもできるほか、大さじ1杯ほどのなつめチップスをカップに入れて沸騰したお湯を注ぎ、数分間蒸らせば簡単なつめ茶に。スライス状なのでなつめの成分が抽出されやすく、飲み終わった後に残ったなつめもやわらかくなって消化しやすいので、残さず食べるのが効果的です。

肌表面のバリアを濃くするためには、スムーズに衛気を肌表面へと送り出すことも大切です。衛気は肌のきめや毛穴から体表へと送り出されますが、発汗作用によって毛穴を開く作用がある「解表類(げひょうるい)」と呼ばれる食材をとることで、汗と一緒に衛気をよりスムーズに体表面にめぐらせることができます。主な解表類は、しょうが、ねぎ、しそ、三つ葉、みょうが、パクチーなど。ただし、食べ過ぎると発汗しすぎてしまい肌の乾燥を招く可能性があるので、適量をとるようにしてください。

ここでおすすめしたいのが、なつめとしょうがの薬膳茶です。なつめとしょうがは、体の内側の栄養と外側の衛気のバランスを整えて抵抗力(免疫力)を高める組み合わせとして、漢方薬にもよく用いられている黄金コンビ。かぜの引きはじめに使われる葛根湯(かっこんとう)にも、なつめとしょうがが配合されています。これからの季節のティータイムに、ぜひこの薬膳茶をとり入れてみてください。

◉なつめとしょうがの薬膳茶
<材料(1人分)>
なつめチップス⋯⋯大さじ1
しょうが⋯⋯スライス1枚(またはおろししょうがを少々)
沸騰したお湯⋯⋯200mL
はちみつ(お好みで)⋯⋯少々

<作り方>
カップになつめチップスとしょうがを入れ、沸騰したお湯を注ぎます。ふたをして5分ほど蒸らし、しょうがの香りが立ってきたら完成です。甘みを加えたい場合は、お好みではちみつを入れてください。

なお、胃腸の消化能力が低下していると、補気類や解表類をとっても十分な衛気が作られません。胃腸の調子を整えるために冷たい飲食物は控えめにすること、脂っこいものや甘いものをとり過ぎないこと、食べ過ぎないことなどを意識するのも、肌のバリア対策の重要なカギであることを押さえておきましょう。

この記事を書いた人

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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