【連載】 桐島かれんさん BloomingLife 〜新しい家族を迎える〜
「子どもの頃から今に至るまで、家に犬や猫がいなかったことがない」ほど、動物好きのかれんさん。
6月にはジャイアントシュナウザーのホッパーくんが新たな家族の一員となりました。
動物たちとのかけがえのない暮らし、そして出会いと別れについて語ります。
介護も別れもある。でもともに過ごす喜びはそれ以上に
この6月、わが家に新たな家族が加わりました。
大型犬のジャイアントシュナウザーで、名前はホッパー。きっかけは、春に滞在したニューヨークのホテルで、とっても可愛くて人懐っこい犬と出会ったことでした。
愛犬とともに。(右から)セザンヌ、ダリ、ホッパー
その犬がジャイアントシュナウザーと知り、調べてみると日本にもブリーダーがいたので早速会いに行くことに。
夫婦で考えた結果、迎えることを決めました。
名前はニューヨークの画家、エドワード・ホッパーが由来。
毎日すくすく成長し、今では先住犬のダリとほぼ同じサイズです。
本当は、人間でいえば80歳を超える高齢犬のセザンヌを看取ったら、動物を飼うのは終わりにしようと思っていたんです。子どもたちも巣立ったし、夫婦ふたりでのんびり自由に暮らそうと。
でもコロナ禍で家にいる時間が増えてダリを迎え、ホッパーもやってきた。
再び子育てが始まったようで、毎日を楽しく過ごしています。
ただし、子犬は何をするかわからないから目を離せないし、日々のお世話やしつけには手がかかります。
犬種ごとに生まれ持った性質もあるし、その犬自身の個性もある。
私もさまざまな犬種と暮らしましたが、みんな性格が違います。
人間の思うようにいかなくても、自分が選んだ子なら、最後まで責任を取らないといけません。もちろん、動物たちとの暮らしは、大変な分の喜びや学びを与えてくれます。
子どもにとっては、初めて経験する”死”が、動物である可能性も高いんですよね。一緒に暮らしてきた家族を看取ることで、命の大切さや弱いものを助ける気持ちも養われた気がします。
私は小さな頃に拾った猫を飼い始めてから、ずっと犬や猫、一時期はハムスターやうさぎ、モルモットと、たくさんの動物たちと暮らしてきました。
4人の子の育児に追われながら、どうしてわざわざペットのお世話まで……? と言われることもあったけど、私はたくさんの生き物を育てて、看取って……という、濃密な生と死の渦の中に身を置きたかったんですよね。
それがなぜなのかは、自分でもよくわからないんですけど。
何より、動物は純粋でまっすぐな愛情をこちらに伝えてくれる。
だから、一緒にいるだけで何にもかえがたい時間が過ごせるんです。
フードボウルもこだわってセレクト
かれんさん着用:ダグラスチェックポンチョ¥71,500、サガラ刺繍ボリュームスリーブワンピース¥35,200/ともにハウス オブ ロータス 二子玉川店
SHOPLIST
ハウス オブ ロータス 二子玉川店 03-6431-0917
撮影/平岡尚子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2023年10月号より抜粋
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