
緑の借景が際立ち、好きな家具やアートが引き立つようにホワイトキューブをイメージしてリフォーム。床も真っ白な長尺ビニルシートにするこだわりよう。 窓際には「向き合う距離感が絶妙」と、700×2100cmでオーダーしたダイニングテーブルを配する。

部屋の真ん中に露出していた梁に合わせて、あえて天井を低めたり、造作した壁の飾り棚に合わせて壁をふかしたり。

玄関との境の引き戸も取り払って視線が気持ちよく通るリフォームに。

玄関には実家から譲り受けたというヴィトラの名作壁掛け収納「ウーテンシロ」。

白磁が好きで、黒田泰造やリンドベリの器、宋の時代の骨董白磁などで白の世界をつくる。

リビングの一角は“絵の壁”に。手前には倉俣史朗の名作椅子。

飾り棚上段の木彫りの天使はスウェーデンで出会ったもの。

座るのは無印良品のユニットソファ。北向きの部屋ながら、一日中柔らかい光が降り注いで気持ちいい。

食卓には秋が香るコスモスの花。普段は白磁コレクションの一角に飾られる器も、「花を挿すと表情が違って見えるのが面白い」

「実は束見本」という白い冊子は四葉のクローバーの押し花集。

ユニットバスでも気に入ったタイルが貼れるメーカーを探し、「部屋みたいな居心地にしたい」とバスチェアではなく窓際にベンチを造作。

イタリアの陶芸家グイド・デ・ザンのセラミックアート。

公園の茂みからチョキンとおすそ分けしてもらったツタを飾ったり。

アンティークショップ「ファウンド」で見つけ、ふたりでワッセワッセと運んできたベンチを置き、好きな本の置き場に。

キッチンからも緑の借景。