【水上恒司さんインタビュー】
「ぼーっとすればするほどやりたいことが湧いてきてしまう。楽ではなくても、自分の道を歩んでいきたい」
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高橋一生さんからは「言葉にすること」、斎藤工さんからは「黙ること」を学びました

そんな現場をともにした高橋一生さん、斎藤工さんとの共演も、本作への出演を後押しした理由だったと話す水上さん。実際に、ふたりから得た学びは大きかったそう。
「一生さんからは『言葉にすること』の大切さ、一方で工さんからは『黙ること』の大切さを学びました。正反対のようですが、どちらが正解ということではないんです。一生さんは、撮影現場で自分のために言葉にしていたのだと思いますが、それが周囲にとってはシーンの解釈や整理につながっていったんですよね。工さんはその横で、多くを語らずに芝居をする。きっとご自身のなかでは意見もあっただろうし、知識が備わるほど人は何かを言いたくなるものだと思うんです。そこで『黙る』ことができる人は強いと思います」
本作で出会った妥協のないものづくりの姿勢や現場の熱量は、水上さんのなかに大きな手応えとして残ったようです。その経験を経て、今後どのような作品と向き合っていくのか、その基準にも変化が生まれているといいます。
「この作品に出たことで、今後の作品選びがさらに難しくなりました。自分が諦めかけそうなものを貫き通している座組が世の中にはあると知ってしまったので。そうではない座組に参加するとき、能動的に仕掛けていく自信が僕にはまだないです……。だから難しくなったなとは思いつつ、やるべきことはわかっている気がするんです。いままではおもしろいと思った作品、自分がやったことのない作品をやっていくべきと思っていたけど、ちょっと変わってくるかもしれません」
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