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大人のおしゃれ手帖 12月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年12月号

2026年11月6日(金)発売
特別価格:1680円(税込) 
表紙の人:原田知世さん

2026年12月号

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【50代の大人旅】福井・小浜&滋賀・高島 美食が行き交う「鯖街道」旅《Wあさこのおいしい社会科見学 vol.15》

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鯖街道、京都への玄関口・朽木宿 〜滋賀・高島〜

滋賀県高島市 朽木宿

小浜の朽木屋の店名の由来ともなったのが、鯖街道の宿場町・滋賀県高島市朽木。若狭の海産物は、朽木を経て京の都へと運ばれていきました。

滋賀県高島市 丸八百貨店01

そんな朽木のランドマークとして愛されてきたのが、「丸八百貨店」。昭和初期に建てられた当時としてはハイカラな木造洋館がいい味出してます。

滋賀県高島市 丸八百貨店02

商店としては閉店したものの、現在は喫茶店として営業しており、食事メニューも充実!

右は、朽木でも郷土食として愛されている「へしこ」をはじめ、発酵食品を取り入れた「丸八特製 発酵ランチ」(要予約)、左上は朽木名物・とち餅のぜんざい、左下は古くから朽木に伝わる「鯖そーめん」。

鯖そーめんは月に数回不定期で登場するレアメニュー。素麺に甘辛く炊いた鯖の煮汁が絡められていて、なんともいえない美味しさ。

滋賀県高島市 丸八百貨店03

登録有形文化財に指定されている丸八百貨店の指定管理者として喫茶店を運営しているのは、移住者の藤原穂波さん。おかあさんたちが受け継いできた朽木の味を学び、メニューに取り入れています。

滋賀県高島市 丸八百貨店04

ぜんざいに使われているとち餅は、トチの実をもち米とともにつきあげた伝統的な朽木の和菓子。今では数人しか作っていないそうです。そんな貴重なお餅と聞いたら、買わずにいられませんよね!

丸八百貨店
滋賀県高島市朽木市場838
https://www.instagram.com/maruhachi_kutsuki

滋賀県高島市 木工所くっつきむら01

朽木の伝統工芸品が、朽木盆。丸八百貨店の道を挟んでお隣にある「木工所くっつきむら」に飾られているお盆には、16弁の菊の御紋が。

朽木から琵琶湖を挟んで対岸に位置する小椋谷(東近江市蛭谷・君ケ畑)は、木地(お盆やお椀などの素地)技術の発祥の地とされており、その技術を発案したのは平安時代の惟喬(これたか)親王であるという伝説に由来し、古来この地で菊盆が作られてきたのだとか。

形状も独特で、お盆なのに底が平らではありません。机の上などに置いてもフチが浮いているので、手がスッと入ります。

滋賀県高島市 木工所くっつきむら02

そんな伝統の技術を活かして制作された、美しい木肌のお盆や器。とくにマグカップは持ち手も含めてくり出されていて、他にはない味わいを感じさせます。

滋賀県高島市 木工所くっつきむら03

釣り竿を持ってはりますが、こちらが店主であり木地作家の太郎五郎さん。実に自由な雰囲気をまとっていますが、衰退してしまった朽木盆の形状を復元し、製作を手がけるアツいハートの持ち主です。こうした出会いも、旅の楽しみ。

木工所くっつきむら
滋賀県高島市朽木市場839
https://www.instagram.com/taragoro

以前、奈良の「柿の葉寿司フェア」を取材した際に、一般的には鯖街道というと若狭・京都間ですが、実際には奈良を経て和歌山の熊野方面へと続いていた──というお話を伺ってからというもの、妙に“鯖街道づいている”気がします。

麻子先生と上方食文化を探っていくうちに、食文化と物流路が密接に関係していることを改めて強く感じています。日本史の授業で、江戸時代の物流の話をちゃんと聞いておくべきだった〜〜! でも、大人になってから学び直すのも楽しいもの。ぜひ鯖街道を旅して、美食と歴史を味わってください♪

この記事を書いた人

編集者

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

Instagram:@asa_ship

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