【薄毛ケア】いつものケアにワンアクションで美髪へ

薄毛が進行したり白髪が増えたり……変わりつつある髪を即なんとかしたい！に応えるべく
いつものケアにプラス1するだけで簡単にカムフラージュできるテク＆アイテムをご紹介します。

髪悩みが増える50代は頭皮の保湿を徹底重視

50代前後って、急激に髪の変化が目立ってくるのはなぜ？

「紫外線やホルモンバランスの乱れ、頻繁に行う白髪染めなど要因はさまざまですが、明らかに髪や頭皮が加齢や乾燥などで衰えてきたからです」と伊熊さん。

特別なことをしなくても、いつものケアにちょい足しするだけで髪は健やかになると言います。

「自宅でのケアは、プラスワンテク、ワンアイテムが面倒にならずベスト。薄毛も白髪も、頭皮の環境を整えることで進度は変わります。その上で白髪ケアをすれば、ケア剤の使用頻度も減り、頭皮も髪もいい状態を保つことができるのです」

自宅で薄毛ケア
シャンプーは何を使うかよりテクニック
乾かし方は髪をめくり上げて内側から
頭皮マッサージは頭部のＴゾーンを意識
おすすめケアアイテム

自宅で薄毛ケア

洗い方と乾かし方を変え育毛剤をプラスする

薄毛は、頭皮が乾燥することでバリア機能が衰え、血行不良になっていることも原因。

「乾燥対策には、50代からは２日に１度のシャンプーで十分。
頭皮を動かすようにシャンプーすると血流もめぐりやすくなります。
頭皮マッサージをする時は、成分や効果が明確な医薬品や医薬部外品の育毛剤で、保湿と栄養補給を強化するといいでしょう」

シャンプーは何を使うかよりテクニック

頭皮と髪にお湯をしっかり浸透させる予洗いを１分。
軽く泡立てたシャンプーを皮脂分泌の多い頭部のＴゾーン（目次4参照）中心に置き、
頭皮を引き上げながらのシャンプーを１分、泡立った状態で30秒ほど放置したら、
最後はあらゆる方向からお湯をかけてすすぎます。

やさしいタッチで頭皮を上げる

耳上から手全体で頭皮を上方向へ引き上げる。
頭頂部は頭皮を寄せるように指の腹でもむように洗う。
血流がよくなり、育毛効果が期待できる。

オイルやバターでプレシャンプーをしても

頭皮と髪の乾燥がひどい場合は、シャンプー前にマルチオイルやバターで頭皮マッサージを。
毛穴の汚れを浮かせたり、頭皮や髪にしっとり感を与える。

（右）オーセンティックバター 200mL ¥3,960／コンフォートジャパン　
（左）美容オリーブオイル 120mL ¥3,894／井上誠耕園

乾かし方は髪をめくり上げて内側から

髪の濡れた状態や自然乾燥はダメージにつながるので、髪を洗ったらすぐ乾かすのが基本です。
タオルドライの後、ドライヤーは後頭部、サイド、トップ、前髪の順に髪をめくり上げ、髪の根元を乾かすようにあてます。
根元が立ち上がり、髪全体がふんわりします。

ドライヤーは地肌や髪の根元にあてる

髪の表面ではなく、髪の根元に風をあてること。
ドライヤーは下向きではなく、真横や上向きにすると、根元が立ち上がりやすくなる。

ドライヤーは、熱ではなく
風量がしっかりあるタイプがおすすめ

小型＆軽量ながらパワフルな風量を実現。

ビューステージエレガンジェット
全3色（写真は公式通販サイト限定）￥27,940／アデランス　

頭皮の潤いをキープできる。

ヘアードライヤーナノケア EH-NA0J
全3色￥38,610（編集部調べ）／パナソニック

頭皮マッサージは頭部のＴゾーンを意識

頭頂部にあるＴゾーンは皮脂分泌が盛んですが、筋肉がなく毛細血管だけなので、
血流が悪いと薄毛になりやすいのです。
シャンプーできれいに洗って乾かしたら、Ｔゾーンを中心に頭皮に育毛剤を塗布し、
指の腹を使いやさしいタッチでマッサージしましょう。

育毛剤を塗布しＴゾーンを活性化

額の生え際、頭頂部から生え際を結ぶ頭部のTゾーン。
血流が悪く髪が薄くなりやすい部分なので、Tゾーンを軸にして頭部全体に広げていって。