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大人のおしゃれ手帖 12月号

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大人のおしゃれ手帖
2024年12月号

2024年11月7日(木)発売
特別価格:1650円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

2024年12月号

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センスを磨くアートなホテル&宿 10選!

大人のおしゃれ手帖編集部

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アートストレージとホテルが融合した施設や有名建築家が手がける宿など、泊りながらアートに浸れる宿泊施設が、今大人気! アートを心ゆくまで体感できる、最新の国内ホテル&宿をピックアップしました。この秋は、センスが磨かれる空間で至高のリフレッシュ体験を。

建築家・坂 茂氏が手がけたアート複合施設
「Simose Art Garden Villa」/広島県・大竹

“海辺の建築作品に泊まる。”をコンセプトに、世界で活躍する建築家・坂 茂氏が設計を手掛けた「シモセ アート ガーデン ヴィラ」が2023年4月にオープン。宿泊施設は、木立に囲まれた「森のヴィラ」と水盤に面した「水辺のヴィラ」の2つのエリアに分かれており、坂氏の思想や遊び心にあふれた10棟の建築で、非日常のひとときを体験できます。

敷地内には、坂氏が設計した水面に浮かんで見える8つのキューブが特徴的な可動展示室を持つ「下瀬美術館」も併設。雛人形から近代絵画まで多彩なコレクションを、空間そのものが世界的なアートとして存在するなかで鑑賞するという、なんとも贅沢な時間を過ごせます。

「水辺のヴィラ」では、坂氏の新作である5棟の「キールステックの家」が並びます。瀬戸内海に向かって大きく開かれた、心地よい風が通る空間。

坂氏が瀬戸内海の島々から着想し、広島の造船技術を活用した水の浮力で動かせる仕組みの可動展示室。水面に浮かんで見える8つのキューブが特徴的です。世界でも類を見ない建築作品は必見!

滞在中の食事は、東京・白金台で親しまれていたレストラン「OZAWA」が監修するダイニング「SIMOSE French Restaurant(シモセ フレンチレストラン)」へ。「アート・オーベルジュ」と名付けられているだけあって、オープンキッチンで一皿一皿ていねいに仕上げるシェフの調理風景を眺めながら、地元の幸を生かしたフランス料理を堪能できます。

Simose Art Garden Villa(シモセ アート ガーデン ヴィラ)
住所:広島県大竹市晴海2-10-50
https://artsimose.jp/villa/

大都心のなかの静寂にアートが溶け込む
「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」/東京都・新宿

東京・歌舞伎町のランドマークとして新しく誕生した超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」。このタワーの18階・39~47階に位置するラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」は、大都会のパノラマを一望でき、地上の喧騒から離れた時間を過ごせる特別な場所です。

新宿・歌舞伎町の持つ歴史や文脈が感じられる現在美術家の作品が展示され、タワー全体では全26組の作家によるアートプロジェクトを実施しています。
都会らしい感度の高さと、心地よい静謐さが共存する稀有な空間で、心ゆくままに芸術を堪能できるはず。

45階にあるレストラン「Restaurant Bellustar」は、大巻伸嗣氏による直径250cmの作品《Gravity and Grace: Lucidus (Lucida)》が生み出す、水紋や花などのモチーフの影絵が幻想的な空間。

レストランと同フロアにはバー「Bar Bellustar」も。厳選した農園から仕入れるフルーツや野菜、ハーブ、そして日本の風土が育むクラフトリカーなど世界中の美酒と出合えます。

ツインベッドを配し、室内は日本の伝統文化を感じられるインテリアが特徴。バスルームには、ゆったりと浸かれる広めのバスタブがあり、極上のリラックスバスタイムが味わえます。

BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel(ベルスター トウキョウ,ア パン パシフィック ホテル)
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー 18・39~
https://www.panpacific.com

インスピレーションに満ちたステイが叶う
「白井屋ホテル」/群馬県・前橋

江戸時代から約300年続いた前橋の老舗「白井屋旅館」。6年半ほどの歳月をかけて建築家・藤本壮介氏をはじめ、世界的なクリエイター達が参加した大改修と新棟建築によってアートホテル「白井屋ホテル」として2020年に生まれ変わりました。ここでは館内にアートを飾るだけでなく、建物をはじめとする空間全体を世界的に活躍する著名なクリエイターたちが作り上げていて、まさにアートや建築を“体感”できるのが大きな特徴。

「金沢21世紀美術館」にある《スイミング・プール》の作家であるレアンドロ・エルリッヒによる館内に張り巡らされたパイプ、日本を代表する現代美術作家の杉本博司氏の写真など、このホテルのために存在するアートとの対話は、インスピレーションが溢れ出るひとときに。

世界的な食のガイド「ゴ・エ・ミヨ2023」掲載のメインダイニングなど、極上の食とアートを一緒に楽しめるのも醍醐味。

©Katsumasa Tanaka

受付で迎えてくれるのは杉本博司氏の「海景」。数ある「海景」のなかでもこちらは《ガリラヤ湖、ゴラン》という作品。イスラエル北部に位置するガリラヤ湖は、キリストが湖上を歩いた奇跡の土地と言われているそう。

©Katsumasa Tanaka

部屋自体がアーティストの作品という客室も。館内に張り巡らされたパイプの作者であるレアンドロが関わった客室では、部屋中に金色の水道管が。

©Shinya Kigure

プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンがデザインした、世界に1つだけのスペシャルな部屋。ホールに面した窓からは、ライティングされたレアンドロの作品も楽しめる。

©Shinya Kigure

白井屋ホテル
住所:群馬県前橋市本町2-2-15
https://www.shiroiya.com/

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