アカデミー賞を楽しもう!② アカデミー賞過去3年の話題作3選
女性の復讐劇が高評価!
『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2021年・脚本賞)
“前途有望な若い女性(プロミシング・ヤング・ウーマン)”だったものの、ある事件で医学部を中退したキャシー。
彼女はコーヒーショップで働きながら、夜な夜なバーに繰り出しては酔ったふりをして、自分を“お持ち帰り”した男に制裁を下す!
こんな衝撃的な復讐劇が大反響を呼び、2021年の第93アカデミー賞では作品賞や監督賞、主演女優賞などにノミネートされ、脚本賞を受賞しました。
自ら脚本を書いたエメラルド・フェネル監督は、美しくて演技力も高いキャリー・マリガンを主演に迎え、可愛らしい衣裳とポップなインテリアで甘いスイーツのように見せかけた不穏な復讐劇を完成させました。
元医大生のキャシーがなぜ復讐鬼と化したのか、なぜ危険な行動をとるのか。若い女性の捨て身の復讐劇は痛快であると同時に、やるせない気持ちにさせられます。
エンタメとして楽しめると同時に、傍観者でいることの罪なども考えさせられる刺激的な作品です。
キャリー・マリガンは、今年も『マエストロ その音楽と愛と』で主演女優賞にノミネートされています。
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
2020年製作
DVD ¥1,572/Blu-ray ¥2,075
発売元: NBCユニバーサル・エンターテイメント
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。