【不眠の悩み】
眠れない原因をチェック！
「メンタル不調タイプ」におすすめのケアとは？

【不眠の悩み】眠れない原因をチェック！「メンタル不調タイプ」におすすめのケアとは？

寝付けない、すぐ目が覚めてしまうなど、最近眠れないのはなぜ？
50代になると増えてくるといわれる不眠の悩みに、医師と専門家が答えます。

この人に伺いました！
太田睡眠科学センター
伊藤洋先生
東京慈恵会医科大学卒業。同大学医学部精神医学講座教授、同大学附属青戸病院(現・葛飾医療センター)院長などを歴任。精神科、睡眠が専門。日本睡眠学会監事（元理事長）。

緑蔭診察所
橋口玲子先生
東邦大学医学部卒。1994年より緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を行っている。著書に『新版医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』（マイナビ出版）などがある。

快眠セラピスト・睡眠環境プランナー
三橋美穂さん
寝具メーカー勤務を経て独立。快眠のための工夫、寝具の選び方など、実践的なアドバイスが好評。最新刊に『眠りのさじ加減 65歳からのやさしい睡眠法』（青志社）がある。

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メンタル不調タイプ

ホットフラッシュはないけれど不安感や抑うつ症状があり眠れないタイプの人は、メンタルをいたわることが大切です。

エストロゲン低下で不安や抑うつ症状も。長い間の無理も原因に

エストロゲンは、脳の視床下部からの指令を受けて卵巣から分泌されています。

しかし、更年期を迎えると卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌が乱れ、量も減り、閉経にいたります。

「この過程で脳の自律神経が乱れるため、不安感や抑うつ症状が起こり、不眠になる人もいます。また、50代という年齢は、老後の不安や長年の無理がたたって、メンタルが不調になりやすい年頃です。ホットフラッシュの症状はないけれど、なんだか眠れない人は、できるだけリラックスすることを心がけましょう。
そして、一人でなんとかしようとするのではなく、しかるべき医療機関を受診しましょう。適切に抗うつ薬を使えば、メンタルの不調による不眠は改善することが多いです」（橋口先生）

悩みや不安感を一人で抱え込まないで。
医師や専門家に相談し、適切な治療を受けましょう。