冷凍の「トマト」を使った ”らくうま”レシピ!
冷凍は〝ズボラ〟でいい。おいしさは解凍と味付けにあり
「冷凍」というと、「味が落ちるのでは?」「切ったり、下味をつけるのが面倒」と思う人もいるかもしれません。
でも大庭さんの冷凍術は一味違います。
「一言でいえば〝ずぼら〟。買ってきた袋ごと冷凍庫に入れるときもあります」。
すぐに使わない食材は「新鮮でおいしいうちに迷わず冷凍」が賢い選択。
その代わり、味付けや解凍法にこだわりがあります。
「野菜などは冷凍のまま調理したほうが食感がいい。味付けもしっかり目がおすすめです」。
調理に手間がかかるものは、おいしいのはわかっていてもその都度作るのは面倒。
そんな時はまとめて多めに作って「半調理冷凍」。
また、冷凍したほうがおいしい食材もあります。
料理研究家歴30 年以上の大庭さん直伝の、らくちんなのにワンランク上の味が出せる冷凍&調理術をご紹介します。
教えてくれたのは・・・
料理研究家
大庭英子さん
「家庭料理なのに洗練された味!」「なぜこんなにおいしいの?」と、多くの編集者やスタッフを魅了する大庭さんの料理。再現性の高い正確なレシピも評判。
『使えるものだけ! おいしいものだけ! ラクラク冷凍レシピ』(講談社)など著書多数。
まずこれを用意!
冷凍食材「トマト」
丸ごと冷凍したカチコチのトマトも、室温で15分もおけば切れるように。
冷凍のトマトを活用!
「トマトドライカレー」
材料[ 2~3人分 ]
冷凍トマト … 3 個
合いびき肉 … 200 g
(A)玉ねぎ(みじん切り) … 1 個
(A)にんにく(みじん切り) … 1 かけ
(A)おろししょうが … 小さじ1
油 … 大さじ1
カレー粉 … 大さじ3
カイエンペッパー … 小さじ1/4
塩 … 小さじ2/3~1
温かいご飯 … 適量
半熟ゆで卵 … 適宜
〈作り方〉
❶ 冷凍庫から出して少しおいた冷凍トマトを縦半分に切り、へたを切り取り、横半分縦3 等分ぐらいに切る。
❷ フライパンに油を熱してAを入れ、しんなりして少し色づくまで炒める。ひき肉を加えて中火でほぐすようにして炒め、肉の色が変わったら、カレー粉を加えてさらに炒める。トマトを加えて混ぜ、煮立ってきたら塩とカイエンペッパーで調味し、ふたをして20 分ほど煮込む。最後に火を強めて汁気を飛ばす。
❸ 器にご飯を盛り、カレーをかけ、半熟卵を添える。
photograph: Akiko Arai styling: Mariko Nakazato
大人のおしゃれ手帖2022年9月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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