リヴァー&キアヌが眩しい『マイ・プライベート・アイダホ』ほか、ガス・ヴァン・サントの青春映画がリマスター版上映! リヴァーに捧ぐ異色作も紹介
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あの頃夢中になったマット・ディロンのかっこよさ、ヒリヒリする逃避行
『ドラッグストア・カウボーイ』
『ドラッグストア・カウボーイ デジタルリマスター版』
© 1989 Avenue Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
「分かってた。いつか破滅すると」という主人公ボブ(マット・ディロン)の独白で始まる本作は、麻薬欲しさにドラッグストアで盗みをはたらいて暮らし、いつか捕まるかそうでなければ死ぬと知りつつ、突っ走ってしまった若者たちの物語。1990年に公開された本作は、マット・ディロンのかっこよさを全面に押し出した、ヒリヒリするような青春映画。日本でも人気が高く、筆者も本作が大好きでした。
『ドラッグストア・カウボーイ デジタルリマスター版』
© 1989 Avenue Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
舞台は1971年のポートランド。ドラッグ中毒仲間のボスを自認するボブは、妻ダイアン(ケリー・リンチ)、友人リック(ジェームズ・レマー)、リックの恋人で10代の少女ナディーン(ヘザー・グラハム)を率いてドラッグストアを荒らしていました。犯罪のスリルと手に入れたドラッグによる快感がすべて。そんな享楽的な日々も、ある事故をきかっけに、終焉へと向かうのでした。
『ドラッグストア・カウボーイ デジタルリマスター版』
© 1989 Avenue Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
悪党のわりに不吉なジンクスにこだわるボブ、意外な強かさを見せる妻のダイアン、そんな彼らの人生の選択も興味深い作品。マット・ディロンだけでなく、ケリー・リンチもかっこよくて、当時は長い脚でブーツカットのパンツを履く姿に憧れたものです。そして、ヘザー・グラハムもフランス人形のように愛らしい。
『ドラッグストア・カウボーイ デジタルリマスター版』
© 1989 Avenue Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
物語自体は珍しくはないものの、どうしようもない若者たちの破滅への逃避行と再生への希望を詩的な映像で綴った本作は、当時も今も、観る者に鮮烈な印象を残します。

『ドラッグストア・カウボーイ デジタルリマスター版』
1989年製作
監督・脚本:ガス・ヴァン・サント
2026年9月18日(金)より、シネマート新宿、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
© 1989 Avenue Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。
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