9月のイライラやほてりに。50代の心と体を整える「菊養生」とアロマ
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朝晩が涼しくなり、秋の気配がかすかに漂いはじめる9月。暑さと涼しさが交差するこの時期は、東洋医学における「陰陽(いんよう)」のバランスが大きく変化し、イライラや不調を感じやすい季節です。そんな9月の心身を整えるには、古くから親しまれてきた「菊」がおすすめ。薬膳やアロマの菊養生で、ゆらぐ心と体を心地よくケアしましょう。
目次
【9月の体調不良】秋口のイライラ原因は?東洋医学「陰陽のゆらぎ」で紐解く不調の仕組み
暑い日々が続いていますが、朝晩はだんだんと過ごしやすくなってきましたね。日が短くなるにつれて朝夕の暑さが徐々に薄らぎ、やがて秋分を過ぎて昼より夜が長くなると本格的に涼しい季節となっていきます。
東洋医学では、このように季節が変化することを「陰陽消長(いんようしょうちょう)」と表現します。陰陽とは「日なた=陽」と「日かげ=陰」に由来する古代中国発祥の言葉で、世界は光と影のように陰と陽というふたつの対立した要素がひとつになって成り立っている、という考え方のこと。熱いもの、明るいもの、活動的な状態などは陽の性質とされ、冷たいもの、暗いもの、静かな状態などは陰の性質とされています。
この陰陽の考えを季節に当てはめると、暑い季節は陽、寒い季節は陰となります。そして、暑さが少しずつ薄らいでいる状態は「陽消(ようしょう)」、寒さが少しずつ増している状態は「陰長(いんちょう)」と言い、暑い季節からだんだんと寒い季節へと移ろう状態を「陽消陰長(ようしょういんちょう)」と呼びます。その反対に、寒い季節から暑い季節へと移ろう状態は「陰消陽長(いんしょうようちょう)」と呼ばれます。
季節の移ろいには、陽消陰長もあれば陰消陽長もある。しかし1年を通して見ると、陰と陽は均衡がとれている──陰陽消長とはこのように、常に陰陽バランスは変化しているものの、全体を俯瞰すると両者は調和して安定しているという理想的な自然の姿を表した言葉なのです。
そんな1年の陰陽の波のなかでも、9月は陽消陰長の変化が激しい不安定な時期。暑いと思っていたのに急に涼しい風が吹いたり、蒸していると思っていたのに気づいたら空気が乾燥していたりと、自然の変化になかなか体が追いつけないときでもあります。そんな9月の健康管理に、古くからとり入れられてきた養生法を実践してみませんか?
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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