50代の「なんとなく不調」は月が原因? 東洋医学で整える食材と過ごし方
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月は満ち欠けし、私たちの体は満ち引きを繰り返す

『黄帝内経』は約2000年前に編纂された書物で、東洋医学のバイブル的な古典です。まずはこの『黄帝内経』に記されている月と体の関係を、月の満ち欠けのサイクル別にご紹介していきましょう。
◉満ちゆく月の時期
新月を過ぎて細い月が現れ、満月に向かって少しずつ満ちてゆく時期は、体内で「気(き=エネルギー)」や「血(けつ≒血液)」が作られはじめ、少しずつ蓄えられて、体内を活発にめぐるようになります。それにともなって体表面で体を守るエネルギーである「衛気(えき)」の働きも活発になり、天候の影響や病原菌などに対する抵抗力が次第に高まっていきます。肌にはふっくらとしたハリや弾力、つやが生まれ、健康的な肉づきになっていきます。
◉満月の時期
気と血が最も充実し、肌や筋肉が引き締まります。衛気の働きが最大化しているため、天候や病原菌などに対する抵抗力が最も高まります。
◉欠けゆく月の時期
満月をピークに、気と血の量は徐々に減少しはじめ、そのめぐりも悪くなっていきます。肌や筋肉のハリが徐々に低下し、肌のきめが荒くなってツヤも失われていきます。また、衛気の働きも弱まって天候や病原菌などの影響を受けやすくなっていきます。
◉新月の時期
気と血が最も減少した状態になり、肌や筋肉にも栄養やエネルギーが行き渡りにくくなります。天候や病原菌などに対する抵抗力も低下し、急な体調不良が起こる場合もあります。
満ちゆく月から満月にかけては、満ち潮のように気や血が充実していき、欠けゆく月から新月にかけては、引き潮のように気や血の勢いが弱まっていく。月の力で海が満ち引きを繰り返すように、私たちの体も月のサイクルとともに満ち引きを繰り返しているかのようですね。この「体の満ち引き」によって、老廃物などの古いものを手放し、新しいものを作り出すという新陳代謝が周期的に繰り返されていると考えることができるでしょう。そして、この「体の満ち引き」に合わせてセルフケアをすれば、より効果的になると言えるのです。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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