【桐谷健太さんインタビュー】「自分の声を聞くプロになる」50代・60代を心地よく生きるヒント
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舞台『聖地X』で5年ぶりに舞台に立つ桐谷健太さん。3回目となる舞台作品では、これまでにないほど、演じる喜びに満ちているそうです。46歳の今、桐谷さんのマインドが緩やかに変わったきっかけと、今の楽しみ方を伺いました。
目次
5年ぶりの舞台で手放した、“演じる正解”
舞台『酔いどれ天使』以来、約5年ぶりに舞台へと帰ってきた桐谷健太さん。オファーを受けた時の喜びと、劇作家・前川知大さんが描く世界観への魅力を生き生きとした表情で語り始めます。
「本当にありがたいなと思いましたし、PARCO劇場でやらせていただくのも初めてなので、すごく嬉しかったです。脚本は読めば読むほどおもしろくて、いろいろな発見があるんですよね。日常会話のクスッと笑えるおかしさの向こう側に、人とのつながりや『信じる力』の強さが描かれている。ちょっとゾクッとするところも含めて、観客の皆さんにしっかり届けたいと思っています」
桐谷さんが演じるのは、裕福な実家で働きもせず悠々自適に暮らす、山田輝夫という一風変わった人物。ドッペルゲンガー現象をきっかけに奇妙な世界へと巻き込まれていきますが、その役柄に対するアプローチも独特です。
「自由でマイペース、好奇心旺盛でおもしろそうなことには首を突っ込んじゃう。でも根っこには妹思いなところがあったり、人間味がすごくあるんです。言いにくいことをズバズバ言うのに、なんだかんだ周りから好かれているというニュアンスを演じるのはチャレンジングですね。決めつけすぎずに常に台本に触れて、自分のなかで『遊び』を持たせることを意識しています」
1回目や2回目の舞台出演時は緊張や怖さが先行していたといいますが、3回目となる今回は、「感謝」の思いにあふれているのだそう。その違いはどこから来るものでしょうか?
「なんでしょうね……。きっと、いろいろ経て、『当たり前』なんてないんだなとつくづく感じるようになったからだと思います。舞台に立てるありがたみや、共演者・観客の皆さんとその場だけの時間を共有できる喜びを、より深く感じられるようになりました」
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