飛田和緒さんの
うま味あふれる「めんつゆ 」料理
暑さで食欲減退。
そんなときでもおいしくいただけて、パワーチャージができる
うま味あふれる「めんつゆ」を使ったレシピ。
めんだけに使うのはもったいない！
料理家・飛田和緒さんが教えてくれました。
教えていただいたのは…
料理家
飛田和緒さん
旬の食材を使った家庭の味を基本に、独自のアイデアを盛り込んだ料理が好評。
近著に『季節を味わう 保存食手帖』（扶桑社）ほか。
めんつゆの おいしい 比率
みりん、しょうゆ、だしの比率は、１：１：６〜７の割合がおいしい。
みりんを煮立て、しょうゆを入れてから火を止め、だしを加える。
薄い場合は、追い鰹をする。
※冷蔵庫で４〜５日保存可能
豚のめんつゆしょうが焼き
めんつゆの甘辛さとしょうがが活かされた、ごはんがすすむおかず。
もちろん、ビールのつまみにもぴったり。
材料（2人分）
豚肉（とんかつ用） … 2 枚
塩 … 少々
片栗粉 … 約小さじ2
玉ねぎ … 1/2 個
ピーマン…１個
めんつゆ … 大さじ4
しょうが（すりおろし） … ひとかけ分
サラダ油…大さじ１
作り方
1⃣ 肉は筋切りをして塩（分量外）をふり、5 分ほどおいてから表面の水気をしっかりと拭き取る。
ひと口大のそぎ切りにし、全体に薄く片栗粉をまぶす。
2⃣ 玉ねぎ、ピーマンは食べやすい大きさに切り、玉ねぎはほぐしておく。
3⃣ めんつゆにしょうがを合わせる。
4⃣ フライパンにサラダ油半量を入れ、まず玉ねぎから炒め、
しんなりしてきたらピーマンを入れ、軽く塩をして取り出す。
5⃣ サラダ油を足して、肉を焼きつける。全体に火が通ったら、野菜を戻し、
3⃣のたれを回しかけて、よくからめる。
いわしのこくうま梅煮
めんつゆがあると、おいしい煮物がさっと作れる。
めんつゆのうま味に、梅干しとしょうがを加えて、さっぱり食べやすい味に。
材料（2人分）
いわし … 4 尾
しょうが（せん切り） … ひとかけ分
梅干し … 1 ～ 2 個
酒 … 大さじ2
めんつゆ … 1/2カップ弱
作り方
1⃣ いわしは頭と内臓、うろこを除き、よく洗って水気を拭き取る。
2⃣ フライパンに酒を入れて煮切り、めんつゆを入れて煮立たせる。
3⃣ いわしを並べて、梅干しを軽くつぶして入れ、紙蓋をして弱めの中火で煮る。
汁を煮詰めながらいわしに味を含め、煮汁にとろみがついてきたら器に盛りつけ、しょうがをあしらう。
［POINT］
フライパンまたは浅い鍋で煮ると取り出しやすい。
フライパンが大きすぎると煮汁が魚にかぶらないので、
いわしがきっちりと入るくらいのサイズにすること。
［POINT］
フライパンまたは浅い鍋で煮ると取り出しやすい。
フライパンが大きすぎると煮汁が魚にかぶらないので、
いわしがきっちりと入るくらいのサイズにすること。
夏野菜の揚げ浸し
好みの野菜を素揚げにして、めんつゆに浸しておくだけの手軽なごちそう。
油の風味が移っためんつゆを、そうめんつゆにしても美味。
材料（2人分）
なす … 2 本
ズッキーニ … 1 本
かぼちゃ … 1/8 個
いんげん … 10 本
オクラ … 8 本
しし唐 … 8 本
揚げ油 … 適量
めんつゆ … 約1と1/2カップ
作り方
1⃣ 野菜は食べやすい大きさに切り、水気をしっかりと拭き取る。
オクラとしし唐ははじけないよう竹串で2ヵ所ほど穴をあける。
2⃣ 180 度に熱した油で、なすから順に揚げる。
かぼちゃは170 度くらいの油で揚げる。
3⃣ 野菜ごとに揚げ、引き上げたら、めんつゆの入った容器に入れていく。
［POINT］
野菜全体に味がなじむように容器を混ぜる。
浸かりすぎて濃い場合は、卵でとじるとおいしい。
photograph:Takako Hirose styling:Kyoko Komai text:Tsumugi Takahashi
大人のおしゃれ手帖2014年9月号より
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