帯状疱疹とは?
50歳を過ぎたらワクチン接種を検討しよう!
帯状疱疹のワクチンは50歳以上が対象
ワクチンは2種類
帯状疱疹を予防するワクチンは50歳以上が対象で、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。不活化ワクチンの方が生ワクチンよりも発症予防効果や神経痛予防効果が高いといわれており、米国疾病予防管理センター(CDC)は、50歳以上への帯状疱疹ワクチンに不活化ワクチンを推奨しています。
生ワクチンは1回の接種、不活化ワクチンは2か月の間隔で2回接種します。ワクチン接種後は、腕の痛みや腫れ、倦怠感などの副反応が現れることがあります。接種後は体調に変化がないか十分に注意しましょう。
自治体によっては費用の助成が受けられるところも
帯状疱疹の予防接種の費用は、生ワクチンが8,000~9,000円程度、不活化ワクチンが2回の接種で合計44,000円程度です。自治体によっては費用の助成を受けられるところもあるので、各自治体へ確認してみましょう。
なお、ワクチンは発症を100%予防できるものではありません。また、ワクチン接種を受けられない人もいます。ワクチン接種を検討する場合は医師の診察や説明を受け、十分に理解したうえで接種を希望するかどうか決めましょう。
この記事の監修者
新見正則医院 院長新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。
Website:https://niimimasanori.com/
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