フライパンひとつでごちそう!
近藤幸子さんに習う 大人のラクうまレシピ
ささっと作れて、おいしい!何かと忙しい大人のために手抜きとは違う、簡単にできるアイデアをご紹介します。
教えてくれたのは・・・
近藤幸子さん
料理研究家・管理栄養士。料理教室「おいしい週末」主宰。料理学校、料理家のアシスタントを経て独立し、家事・育児の傍ら雑誌や書籍、TVなどで活躍中。簡単&シンプルでおいしいレシピが人気。著書多数。
調理器具をあれこれ使わずおいしく手間を省く
家事に仕事に忙しい大人世代。暑くなるこれからは特に、調理時間を短くしたいもの。
現在、2人の子どもの子育て真っ最中という料理研究家、近藤幸子さんに、手間を省いておいしい、ラクちん料理を指南いただきました。
「例えば、ハンバーグの肉だねをこねる作業をフライパンで行えば、ボウルなどの洗い物をなくせます。
肉と野菜の炒め煮なども、お肉にだけ下味や片栗粉をつけておき、野菜と一緒に加熱すれば、ほどよくとろみがつき、野菜はシャキシャキに。
味のメリハリがつき、減塩にもなります。ビーフンでは材料すべてをフライパンにのせて炒めるだけ。そのための調味料や水分量も工夫しています」
手抜きでもズボラでもなく、おいしくするための知恵が詰まった近藤流の賢いレシピ。
大人世代にぴったりです。
オムレツ風ピカタ
フライパンに卵を流し込んで作るオムレツ風ピカタ。
冷めてもおいしいから、おつまみやお弁当にも。
材料〈2人分〉
鶏胸肉 … 1/2枚(180g)
卵 … 2個
塩 … 小さじ1/3
油 … 大さじ1
大根おろし … 1/8本分
大葉 … 適量
作り方
1. 胸肉は皮を取って削ぎ切りにし、塩をふって下味をつける。卵は溶きほぐす。
2. フライパン(20㎝)を中火で熱し、半分の油(大さじ1/2)を入れ、鶏肉の表面全体が白くなるまで炒める。
3. 2に残りの油(大さじ1/2)を入れ、卵液を流し入れて中火でこんがりと焼き色がつくまで両面を焼く。
4. 食べやすい大きさに切って器に盛り、大根おろしと大葉を添える。
✔︎ POINT
作りやすいのは小ぶりのフライパン(ここでは直径20㎝を使用)。
鶏肉を中火で炒め、表面が白くなったら卵液を流し込む。
火が均一に入るように鶏肉を卵液に絡めながら平らに並べる。
丸めないハンバーグ おろし玉ねぎソース
フライパンの中でこねて、焼くだけ!
薄く広げるから“中が生焼け問題”も一気に解決。
肉汁を使った絶品ソースで!
材料〈2人分〉
〔A〕
合い挽き肉 … 250g
玉ねぎ(みじん切り) … 1/2個分
卵 … 1個
塩 … 小さじ1/3
パン粉 … 大さじ5
〔B〕
玉ねぎ(すりおろす)… 1/4個
おろしにんにく … 小さじ1/2
しょうゆ … 小さじ2
砂糖 … 小さじ1
水 … 大さじ2
作り方
1. フライパン(24㎝)にAを入れてこね、1㎝の厚さに薄く広げる。
2. ふたをして強めの中火にかけ、3分ほど焼く。片面に色がついてきたら、4等分にして裏返し、ふたをせずに2分ほど焼いたら器に盛る。
3. 2のフライパンにBを入れて、混ぜながら中火で煮詰める。水分が少なくなったら2にかける。お好みでベビーリーフやトマト(分量外)を添える。
✔︎ POINT
フライパンの中でハンバーグの材料をこねる。
平たく伸ばして焼く。
丸めて成形する手間も省ける。
撮影/鈴木泰介 スタイリング/久保百合子 文/坂口みずき
大人のおしゃれ手帖2023年7月号より抜粋
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