内田彩仍さんの住まいの整理
「体をいたわるために」やっていることとは?
年を重ねていく自分をポジティブに受け止め、今の日々を快適に過ごすために――。
内田彩仍さんが暮らしを見直すなかで、思い切ってやめたこと、そして新たにはじめたこと。
自分や家族を慈しみながら、心地よく暮らすためのヒントが満載です。
お話を伺ったのは・・・
内田彩仍さん
福岡県在住。夫、愛猫と暮らす。ていねいな暮らしぶりや素敵な着こなしが注目を集める。『いとおしむ暮らし』『家時間』『幸せな心持ち』など著書多数。新刊に『変えること変わらないこと』(主婦と生活社)がある。
できないことは思い切って手放して

とくに体調面の変化が現れやすい50代以降は、思い切ってできないことを手放したり、暮らしをスローペースにする切り替えも必要です。
「私も40代後半から、疲れやすさや肌荒れといった体の変化を感じはじめました。以前はいくらでも頑張れたのに、今は睡眠時間が減ると、集中力が下がって、かえって効率が悪いと気づいたんです」
そこで、家事のやり方や時間の使い方を見直そうと、日々していることをノートにリストアップ。
「日課にしていたことも、あらためて眺めると、ここまでしなくてもいいのでは?と冷静に判断できるように。疲れたら休憩する、食事は一から作らない……など、何ごとも無理をしないように心がけています」
食事の支度は毎日一からはじめない

「やっぱりメインはその日の気分で作りたいから、作り置きするのは副菜だけ。紫キャベツのラペやピリ辛味のもやし、きのことニンニクの炒めものなど、野菜のおかずが中心です。
毎日食べるサラダ用の葉野菜も洗ってちぎっておけば、そのまま盛り付けられます。平日の食事の支度がぐんと楽になり、平日、体も気持ちも余裕ができるようになりました」
寝具は重たいリネンからコットンのカバーに

「リネンよりもずっと軽く、寝ていても肩が凝りません。毛布もウール素材から、軽くて肌触りのよい無印良品のマイクロファイバー毛布に替えたら、とても快適であたたか。シーツは伸縮性があって掛け替えが楽な、ニトリのフィットシーツを使っています」
疲れたらちょっと休憩する

「最近は、眠気を感じたり、集中力が落ちて仕事が進まなくなったと感じたら、いったん手を止めて猫と昼寝をしたり、一緒に遊んで気分転換するように」。
仕事に関しても、先回りして自分から動くのではなく、ときには相手に甘えることに。「きちんと気晴らしの時間をもつことで、いいアイデアも思い浮かびます」
バスタオルはやめてフェイスタオルに

そこで思い切って、フェイスタオルに替えることに。
「Amazonで10枚セットなどで売られているものは薄手だから、足の指や耳の後ろなど細かい部分まで拭きやすいのがいいところ。白は透けて見えるのが気になるので、グレーで揃えています」
調味料は計量スプーンやカップで量るように

塩分や油の取り過ぎを防ぐには「調味料をきちんと量ることが大切」と知り、目分量をやめて計量スプーンやカップを使うように。味もぶれなくなって安定し、体調面でも効果がありました。無印良品の計量スプーンは内側に½目盛りがついていて便利」
撮影/大森今日子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2023年12月号より抜粋
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