内田彩仍さんの住まいの整理
「気持ちを前向きに保つために」やっていることとは?
年を重ねていく自分をポジティブに受け止め、今の日々を快適に過ごすために――。
内田彩仍さんが暮らしを見直すなかで、思い切ってやめたこと、そして新たにはじめたこと。
自分や家族を慈しみながら、心地よく暮らすためのヒントが満載です。
お話を伺ったのは・・・
内田彩仍さん
福岡県在住。夫、愛猫と暮らす。ていねいな暮らしぶりや素敵な着こなしが注目を集める。『いとおしむ暮らし』『家時間』『幸せな心持ち』など著書多数。新刊に『変えること変わらないこと』(主婦と生活社)がある。
「自分の気持ち」を声に出して言ってみる
今までしていたことを手放すことは、暮らしを楽にする反面、「できない自分」に罪悪感を抱いてしまうことも。
「でも罪悪感をもちながら日々を過ごすよりは、『できないことは仕方ないよね』と、受け入れた方が気持ちは楽。
キッチンに長時間立つのが億劫になったら、便利でおいしいカット野菜やティーバッグを使うなど、できないなりの方法を見つければいい。それはそれで、新しい楽しみ方が見つかるかもしれません」
それでも気持ちが塞がったとき内田さんが実践しているのが「口に出してみる」こと。
「疲れたときは、やりたいことや、思いついた考えを声に出してみるんです。『コーヒー飲もうかな』でも、『おいしいご飯を作ろう』でも、なんでもいい。素直に気持ちを出すことで、不思議と機嫌がよくなってきて、心が軽くなってくるんです」
暮らしに欠かせない花は玄関先と、あと1箇所か2箇所
祭事や季節のしつらえは片付けが面倒に感じない程度に
自分の自由時間は家事時間だと思うのをやめる
庭の草花は、手のかからないものに
根菜は便利なカット野菜に頼るように
休憩は、便利なティーバッグとドルチェグストに助けてもらう
撮影/大森今日子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2023年12月号より抜粋
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