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2026年5月号

2026年4月7日(火)発売
特別価格:1680円(税込)
表紙の人:菅野美穂さん

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「母の日に。カーネーションと日々の感謝」【連載vol.9 ー今日花(こんにちばな)通信ー】

カーネーションは、色によって花言葉が変わる

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花の魅力を届ける人・吉原友美さんが伝えたいは、植物を通じて、今の自分の心と向き合う「今日花(こんにちばな)」というあり方。
花を選び、飾ることは、自分と向き合い、今の気持ちを感じ取る行為。季節を通して今日の自分にまっすぐに向き合う手段としての花が「今日花(こんにちばな)」なのだそう。

そんな吉原さんの日常と花のある暮らしを、吉原さんの言葉でお届けします。

 


母の日に贈られる花としても知られる、カーネーション。
色によって花言葉が少し変わるようで、私が好きな淡いピンク色は「感謝」だそうです。

毎年、母の日のギフトオーダーをお受けしていると、お母さまの好きな花や色を丁寧に伝えてくださる方が多いなと感じます。
そのひとつひとつの言葉から、「喜んでもらいたい」という気持ちがまっすぐに伝わってきて、母の日は、誰かを想う気持ちのあたたかさに、あらためて気づく日なのだと、毎年感じています。

ニュアンスカラーのカーネーションが新鮮

淡いピンク色のカーネーションの花言葉は「感謝」

感謝というと私の中で最近、その意味が少しずつ変わってきたように感じています。

以前は、誰か他の人に対して「ありがとう」と思うことが、感謝だと思っていました。
もちろんそれも大切なこと。

でも今は、もっと静かで、もっと身近なところにも感謝はあるのだと思うようになりました。

朝、目が覚めること。
夜、お布団に入れること。
その一日のはじまりと終わりが、当たり前のように訪れること。
ごはんが食べられることや、雨風をしのげる家があること。
行きたい場所に行けて、会いたい人たちに会えること。
風が気持ちが良いと感じられること。

すべては、自分ひとりで成り立っているわけではなくて、人との関わりの中で、自然の中で、環境の中で支えられているものばかり。

花を届け、誰かを想う気持ちに触れる機会が増えたことで、何気ないように思えるひとつひとつが実はとても豊かなこと、そう思うようになりました。

カーネションを母に贈るとき、自分の日常にも「ありがとう」を。
そんな”今日花”があってもいいのかもしれません。

この記事を監修した人

「PAUSE」主催

「日々の暮らしの中に、ひと休みできる時間を」
との思いから、小休止を意味する「PAUSE(パウズ)」を屋号に、花の配送、出張生花店、空間装花、ワークショップを開催。神奈川県三浦郡葉山町にアトリエをかまえ、日常と心に寄り添う花を提案する。

撮影/安彦幸枝

Instagram:@pause_story_

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