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大人のおしゃれ手帖 6月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年6月号

2024年5月7日(火)発売
特別価格:1400円(税込)
表紙の人:桐島かれんさん

2024年6月号

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片付けのプロ・古堅純子さんがレクチャー!
収納効率のいい部屋にするには?

大人のおしゃれ手帖編集部

収納 片付け 掃除

衣装や本、大切な好きなものが捨てられない…独立した子どもの物がそのままに…
家族の物がリビングにあふれている…捨てればすっきりするけれど、その取捨選択には時間がかかる。
そんな50代の嘆きに「物を捨てなくても片付けOK」という新しい発想で
これまで5000軒以上のお宅を片付けてきたお片付けのプロ、古堅純子さんがレスキュー!
その極意を教わります。

この方に教わりました
古堅純子さん
幸せ住空間セラピスト 。1998年から5000軒以上のお宅を訪問し掃除や片づけのサービスを重ね、古堅式メソッドを確立。現在YouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」はチャンネル登録者数19万人超。近著は『物に囲まれてすっきり暮らす 景色を変える片づけ』(大和書房)。

〈おすすめリンク〉
古堅純子さんHP SDMHP
古堅純子さん youtube
書籍「物に囲まれてすっきり暮らす~景色を変える片づけ」(大和書房)


押し入れ大活用テク

埋める場所の筆頭になる押し入れ。
ただ、幅も奥行きのある押し入れをすべて埋めるだけではもったいない。
押し入れは、上段と下段、奥と手前の8分割にして用途を考えます。
出し入れしにくい場所には埋めるもの、手の届きやすい上段には動く物と作業のための空きスペースを配置して、フル活用しましょう。

上段・手前 ①③
上段手前側には物を置かず、出し入れした物を広げる作業スペースに。
奥の物をそこで読んだり広げたりすれば、部屋が散らかりません。

上段・奥 ②④
上段の奥は、よく動かすスタメンの物を収納する場所。
特に入り口から入って手前側から使用頻度の高い物を置くと、機能性が高まります。

下段・左 ⑤⑥
奥にはあまり動かすことのないアルバムなどを並べるのにぴったり。
手前は、座った状態で使うミシンやアイロンなどを置くと、出し入れしやすい。

下段・右 ⑦⑧
右が部屋の奥になる場合は一番デッドスペースになりやすいので、来客用の布団など普段使わない物を置くのが◎。
思い出の物や夫の趣味の物など、あまり動かさない物の置き場に。


「収納」は稼働率を上げて

収納は作業する場所の近く、が鉄則。
下のキッチンの例では炊飯器からごはんをよそう時を考えると、しゃもじをカトラリー入れから出し、茶碗を食器棚から出し……となると、
動線がバラバラで効率が悪いので、ひとつの引き出しの中にひとまとめになっていると便利。
また右のテレビボードの例では、使いやすい場所なら、文房具と化粧品が同じ引き出しでもOK。
限られた収納を有効活用しましょう。

テレビボード引き出し

古堅さん宅のテレビボードの引き出し。
かつては子どものゲーム機やゲームソフトの場所でしたが、子どもが成長してゲームをしなくなり、用途をチェンジ。
古堅さんが座って作業するので、PCやメイク道具などを入れています。
いったん決めた収納場所も生活スタイルが変わったら見直すのが◎。

キッチン引き出し

炊飯器下の引き出しに、お茶碗、おにぎり用のラップ、しゃもじなど、ごはんが炊けたら使う物を入れます。
炊飯器の横に作業スペースがあると、ごはんをよそったり、おにぎりにしたりの作業が快適です。
お茶を淹れるための道具もひとまとめにするなど、作業効率を考えて。


生活習慣を見直してリバウンドしない部屋に

更地には物を置かないちょい置きNG
せっかく作った更地にちょい置きをしてしまうと、そこからまた物だまりができて、崩壊していきます。
特に危ないのがダイニングテーブル。
家から帰ってきたとき、書き物などの作業をしたときに、うっかりちょい置きせず、片付いた家の象徴として死守しましょう。

パブリックスペースは「散らかさない」をルールに
いくら床が更地でも、リビングのあちこちに大きなオープン収納があって物がぎっしりでは、景色はよくありません。
リビングに置くのは、いつも使うものに厳選し、ふたやトビラ付きの収納で物を隠しましょう。
収納の中は、取り出しやすければ見栄えはよくなくてもOK。
景色を壊さないよう意識して暮らしましょう。

散らかす人には専用スペースを
散らかる家には、必ず物が多い人がいます。
でも、その人を責めても関係が悪化するだけ。
だったら、部屋の使い方を見直して、広めの個室をその人の専用スペースにしましょう。
そこから物を出さないというルールに決めて、境界線をはっきりさせれば、問題ありません。


イラスト/しらいしののこ 文/田中絵真

大人のおしゃれ手帖2023年6月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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大人のおしゃれ手帖編集部

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