【時短家事】体も時間も余裕が生まれる!
床・窓・お風呂そうじのコツ
家事のキャリアが長い大人世代は、自分なりの家事の方法があるでしょう。
けれども、自分の体や気持ち、家族の状況はずいぶん変わっているはず。
それに合わせて家事も、より省エネで快適な生活が維持できる方法に、シフトしていきましょう。
ラクに時短ができる家事のコツや考え方のヒントを、本間朝子さんに教えてもらいました。
教えてくれたのは・・・
知的家事プロデューサー
本間朝子さん
時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。テレビ出演、雑誌や新聞などの連載のほか、著書も多数。近著に『60歳からの疲れない家事』(青春出版社)がある。
「時、道具、やり方、やる人、予防」5つの視点で見直す
年を重ねると、何だか疲れやすくなったり、関節に痛みが出たり。
親の介護で生活が大きく変わる人もいるでしょう。
これまでどおりの家事が難しくなってきた今こそ、家事の見直しをするチャンス。
時短のための見直しの法則は「①いつやるか(時)」「②何を使うか(道具)」「③どうやるか(やり方)」「④誰がやるか(やる人)」「⑤やらないで済む方法はないか(予防)」の5つ。
「床そうじなら、朝一番が効率的ですし、窓ふきはくもりや雨の日に。手首が痛くてゴシゴシこするのがつらい人は、温度や時間を活用すると、ラクに汚れを落とせます。
便利グッズやスマート家電を取り入れるのもおすすめ。自分だけでなく、家族のモチベーションアップにもつながって家事シェアが進みます」
また、やりたくない家事を減らすために、本間さんがすすめているのが「予防ケア」です。
「たとえば洗濯機のホースはラップを巻いておくと、ホコリや細かいゴミがつくのを防げます」
完璧にやらなくても、自分と家族が快適に暮らせるなら、それでよし!
まだまだ続く家事を、よりラクに時短できる方法を身につければ、体も気持ちもゆとりをもって過ごせます。
そうじの時間を決めずに生活動線に組み込む
料理や洗濯とちがって「締め切り」がない分、後回しになりがちなそうじ。
後回しにすると、手間も時間もかかります。
そこで、ふだんの生活動線にそうじを組み込むのがおすすめ。
寝る前にフロアワイパーをベッド近くに置いておき、朝起きたらワイパーで寝室やリビングの床そうじをしながら洗面所へ。
顔を洗ったら洗面ボウルを手でこするなど、”ついでに”済ませます。
そうじ道具は使う場所や動線上に置いておくのがコツ。
「最終的には”そうじしなくちゃ”と思わなくなるのが理想です」
床そうじ
いつの間にかたまる床のホコリ。
でも、そうじ機は出すのもかけるのも面倒……。
そんな人はフロアワイパーでOK! 効率的なかけ方をマスターしましょう。
【時間】
最も効率がよいのは「起きてすぐ」
主に衣類から出るホコリは非常に軽く、人が動き回るたびに空気中に舞い上がってしまいます。
床に落ちるまでに約10時間かかるそう。
そのため、夜の間に床に落ちたホコリを、朝起きてすぐにそうじするのがベストです。
昼間、留守にするなら帰宅後すぐでも◎。
【やり方】
フローリングなら、部屋の端だけでOK
床のホコリがたまりやすいのは、人があまり通らない部屋の端。
時間がなければ端だけフロアワイパーをかけましょう。
逆にラグやじゅうたんの場合はホコリが舞い上がりにくいので、人の通り道に重点的にそうじ機をかけます。
畳はフロアワイパーでOKですが、ドライシートを使い、目に沿って一方向にかけます。
そうじ中、窓は開けない!
窓を開けると、床のホコリが再び舞い上がってしまいます。
窓は閉めて静かに行いましょう。
【道具】
ドライシートは「力を入れずに」
不織布のドライシートは、ホコリを絡めとる立体構造です。
力を入れてかけると、立体構造が押しつぶされ効果半減。やさしくかけるのが正解です。
複数枚まとめてセットしておくと、毎回取り換える手間も省けます。
〈汚れを落とす4つの力〉
1. 物理的な力
雑巾でしっかり拭いたり、ブラシなどでゴシゴシこすったりして汚れを落とします。
2. 温度
たとえば油汚れは水よりお湯のほうが落ちやすい。温度は汚れ落としの強い味方です。
3. 洗剤
酸性の油汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の水垢には酸性洗剤など、汚れの性質にあったものを使います。
4. 時間・回数
つけおきをして、時間をかけて汚れをゆるめます。同じ作業を数回、繰り返すのも効果的。
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