50代からの「インスタグラマー」への道
（2）実践編

大人のおしゃれ手帖編集部

50代女性も活躍しているインスタグラマー。
ユーザーに支持されるアカウントの作り方や、インスタグラマーとして活動するうえでの注意点をご紹介します。

インスタグラマーになるには

一般的に、フォロワー数が多いほどインスタグラマーとして活躍できる傾向にあります。
次のような流れでアカウントを作り、育てていきましょう。

ジャンルを決める

活躍しているインスタグラマーは、何らかのジャンルに特化し、専門性の高い役立つ情報を発信することでユーザーに支持されている人が多いです。
50代女性が活躍しているジャンルは、ファッション、生活・暮らし、美容・コスメ、食・グルメなどさまざま。
ジャンルを決めるときは、自分の好きなことや得意なこと、興味のあることを選ぶのがおすすめです。

ターゲットを決める

ターゲットとなるユーザーの年代や性別などを大まかに設定しましょう。
発信するジャンルに興味を持ちそうなターゲットに設定するのがポイントです。

プロフィールを作る

プロフィールは、自分は何者であるのかが分かりやすく伝わるように書きましょう。
どんな人が投稿しているのかをユーザーに伝えることで、信頼や共感につながります。
人気のあるインスタグラマーのプロフィールを見て参考にするのもよいでしょう。

投稿する

プロフィールができたら、写真や動画、文章などを投稿しましょう。
インスタグラムでは写真や動画を自分で簡単に加工できます。
また、インターネットではおしゃれな写真や動画を撮影するコツがたくさん公開されているので、それらを参考にするのもおすすめです。

ユーザーとコミュニケーションをとる

インスタグラムはユーザーとのコミュニケーションを楽しめるSNSです。
投稿にコメントがあれば返信したり、ほかのユーザーの投稿に「いいね」やコメントをしたりなど、積極的にコミュニケーションをとってファンやフォロワーを増やしましょう。

ほかのSNSを利用するのも有効

自分を広く知ってもらうためには、X（Twitter）などほかのSNSアカウントも作ってインスタグラムと連携し、複数のSNSで発信するのも有効な手段です。
ただし、複数のアカウントを持つとその分、投稿や管理に時間がかかります。
自分がどのくらいSNSに時間をかけられるのかを考慮し、自分に合うやり方を見つけましょう。

インスタグラマーになるうえでの注意点

インスタグラマーが報酬を得るにはさまざまな仕事がありますが、もっとも多い仕事は、企業の商品やブランドのPRをして報酬を得るというものです。
インスタグラマーとして活動するうえでの注意点を解説します。

法律に注意する

インスタグラマーとして報酬を得るからには、景品表示法や薬機法など、関連する法律の知識が求められます。
ここでは、インスタグラマーが必ず知っておきたいステマについて解説します。

2023年10月1日より、景品表示法の改正に基づきステマ規制が開始されます。
ステマとは、ステルスマーケティングの略称で、広告や宣伝であることを隠して販促活動を行うことです。
たとえば、インスタグラマーが企業から経済的利益を得て商品のPRをする場合、「PR」の表示をつけるなどして、広告であることを明示しなければなりません。

景品表示法の規制対象は「事業者（広告主）」のみですが、事業者がステマによる行政処分を受けた場合、ステマを行ったインスタグラマーも信頼を失うリスクがあります。
法律違反をしないためには、関連する法律を学ぶ、法律に詳しい専門家の監修を受けるなどの対策をしましょう。

信頼を大切にする

企業からPRの依頼を受けたとき、中には自分が共感できない企業だったり、あまりおすすめしたくない商品だったりすることがあるかもしれません。
一緒に仕事をしたくないと感じる相手であれば、その仕事を断ることもできます。
自分が本当によいと思う商品を誠実に紹介する姿勢が、ユーザーの信頼につながります。

また、企業から仕事を引き受けたら、期限を守る、商品の魅力を丁寧に紹介するなど、プロ意識を持って仕事をしましょう。
企業と信頼関係を築くことで、継続的に仕事を依頼してもらえる可能性も高まります。

インスタグラマーは誰にでもなれるチャンスがあります。
まずは定期的な発信を継続し、ユーザーや企業から愛されるインスタグラマーを目指しましょう。

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画像協力／PIXTA
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