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2024年12月号

2024年11月7日(木)発売
特別価格:1650円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

2024年12月号

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冷えをリセット!
ウー・ウェンさんに教わる 旬野菜の滋養スープ

大人のおしゃれ手帖編集部

酷暑の夏は、ついつい冷たいものを口にしがち。
冷え過ぎて体が悲鳴をあげているかもしれません。
一日一杯、夏野菜たっぷりの温かいスープで、冷えをリセットしましょう。
ウー・ウェンさんに教えていただきました。

教えてくれたのは・・・
料理家
ウー・ウェンさん
中国・北京で生まれ。ウー・ウェン クッキングサロン主宰。中国人の暮らしと食文化を伝え、医食同源の知恵が詰まったシンプルな料理が人気に。著書も多数。


一日に一杯、温かい野菜のスープで体をいたわって

日本の夏は、涼を感じるかき氷やそうめんなどの冷たい食事を楽しむ文化があります。
しかし、中国では夏でも冷たいものを口にすることはなるべく避けています、とウー・ウェンさん。

「今は、室内どこでも冷房が効いているでしょう? 外からも冷やされ、それに加えて内臓も冷やしたら、食欲がなくなり夏バテしてしまいます」 

そこで今回、ウーさんが提案するのは、旬の野菜を主役にしたスープです。
「夏野菜は体を冷ますものが多いので、サラダなど生のまま食べるのではなく、スープにしていただきましょう。
シンプルな調理で野菜の栄養を丸ごと閉じ込めれば、だし要らずで充分においしくできます。一日一杯のスープで冷えと疲れで消化力が落ちた体をいたわり、元気を取り戻しましょう」


鶏団子とズッキーニでおいしく夏バテ予防
「ズッキーニと鶏ひき肉のスープ」

材料[ 2人分 ]

ズッキーニ …… 1本
長ねぎ …… 5㎝
しょうが …… 1片
鶏ひき肉(もも) …… 120g
ごま油 …… 小さじ1
酒 …… 大さじ1
水 …… 400mL
葛粉 …… 大さじ1/2
塩 …… 小さじ1/2
こしょう …… 少々

作り方

1. ズッキーニは2mmの輪切りにする。長ねぎとしょうがはみじん切りにする。

2. 鍋にごま油と鶏ひき肉を入れて火にかけ、かたまりを残すように団子状に炒める。

3. 肉の色が変わったら、長ねぎとしょうがと酒を入れて炒め合わせる。

4. 3に分量の水を入れて煮立ったら弱火にし、ふたをして5分程煮る。

5. 4にズッキーニを入れてさっと煮て、水大さじ2(分量外)で溶いた葛粉でとろみをつける。塩、こしょうで調味する。

〈ポイント〉
ひき肉は混ぜ過ぎずかたまりを残す

ひき肉はそぼろ状にしないのがポイント。
混ぜ過ぎず、かたまりを残しながら、ふわっとはしで返しながら焼く。
こうすることで、丸める手間を省いてふわふわな肉団子状に。


撮影/鈴木正美[studio orange] スタイリング/岩﨑牧子 文/坂口みずき

大人のおしゃれ手帖2023年9月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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大人のおしゃれ手帖編集部

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