【素敵なキッチン拝見!】
三木みゆきさんの
「10年かけて理想の形に育てた」キッチン
毎日必ず過ごす場所でもあるキッチンに着目。
自宅サロン「クラスカフェ」主宰の三木みゆきさんに、「自分らしく心地よいキッチン」を保つ方法を教えていただきました。
教えてくれたのは・・・
自宅サロン「クラスカフェ」主宰
三木みゆきさん
埼玉県の自宅にて、米粉のパンやお菓子教室のほか、講師を招いたワークショップなどを開催している。
クラスカフェ公式Instagram: @curasucafe
10年間、少しずつ手を加えながら理想の形に育てていったキッチン
自宅で米粉のパン教室を開催している三木みゆきさんにとって、キッチンからダイニングは1日の中で多くを過ごす場所でもあり、人を招く場所でもあります。
自分のお気に入りの装飾品や道具を厳選し、使い勝手を考え、この家に入居以来10年かけて整えました。 「窓際に置いたラックは、彫像家の沢田英男さんに作ってもらいました。今ではとてもお願いできませんけど(笑)。テーブルも両端を少し切ってサイズを変更したり、その端材もDIYで使っています。少しずつマイナーチェンジを繰り返して、10年経って自分の理想の形に到達しつつあります」
家具や道具の多くは大好きな古道具のお店で見つけてきたもの。
「食器棚は川越の『Utakata. 古道具+antique』です。25歳頃から古道具店やクラフト市に足を運ぶようになって、好きなものがはっきりしたんですよね。購入の条件は複数の用途で使えること。どう使うか考える時間も楽しいです」
三木さんが手際よく作ってくれた米粉のワッフル。
サクッと軽く、優しい甘みは米粉ならではのおいしさ。
経年により風合いの増した古材を要所要所に使ったコーナースペースには、「GALLERY黒豆」のライトなど、みゆきさんのお気にいりが飾られている。
ダイニングテーブルにいちばん近い食器棚には、お茶用の道具をまとめて収納。
キッチン内の食器棚はモールガラスの引き戸付き。観音開きよりも狭いスペースでも開閉がしやすいので選んだそう。
食器類は色別で配置。すっきり見えるうえ、どこに何があるかもわかりやすい。
手の届きづらい上段の棚には取っ手付きのケースを使用。
使用頻度の低いカップなどを収納している。
スペースが限られているキッチンで重宝するのがワゴン式のラック。
自由に使用場所が変えられ、作業台にも。
ダイニングでは小さめのものが活躍。出来上がった料理などを運ぶ際にも活躍。
引き出しの中は細々したものをケースなどで仕切って収納。
お土産のお菓子のかごなど、サイズの合うものを再利用。
ごはんは「ル・クルーゼ」の鍋で炊いている。蒸気が噴き出すので案外置き場所に困る炊飯器を使うのをやめた。
食器の一時乾燥場所がほしかったので、シンク上にかごが置ける幅の板も設置。
デッドスペースを無駄なく使うために棚板を増やすなどのDIYも。
撮影/白井裕介 文・編集/鈴木香里
大人のおしゃれ手帖2023年11月号より抜粋
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