【更年期×東洋医学で解決!】キーワードは土。五月病は「ほくほく新じゃが」と「グラウンディング」で改善!
裸足で芝生を歩く「グラウンディング」で元気をとり戻す

脾の力を高めるためには「グラウンディング(アーシング)」も効果的です。グラウンディングとは「地に足をつける」という意味で、主に裸足や素手で大地に触れて心身を安定させることをさします。
東洋医学の基本理論に「五行(ごぎょう)」というものがあります。万物はすべて「木・火・土・金・水」の5大要素のいずれかに分類できるという考え方で、五臓を五行にあてはめると脾は「土」。脾は体にとって栄養やエネルギーを生み出す場所であり、自然界で生物に栄養を授ける大地の役割に相当するためです。大地にしっかりと根を下ろしている木は上へと伸びる力が強いように、グラウンディングをして大地をしっかりと踏ん張ることで、脾による体内の上昇力が存分に発揮されるのです。
ちょっとしたすき間時間でもいいので、近所の公園の芝生を裸足で歩いてみてください。人間は太古の昔は裸足で大地を歩いていたのですから、肌で直接大地に触れることで「自分は大自然の一部なんだ」という深い安心感を得られることでしょう。
脾の上昇力を高めるには、視線を上げることもポイントとなります。グラウンディングの際に、次のように視線を上げて深呼吸をしてみてください。
①両足を肩幅に開き、足裏全体で大地をつかむイメージで立ちます。
②息を吸いながら、両腕をゆっくりと頭上へ挙げ、視線も斜め上へ向けます。
③胸を開き、おへその下のあたりからグッと気が引き上げられるのを感じながら3秒キープします。
④息を吐きながら腕を下ろします。以上を3回繰り返しましょう。
グラウンディングができないときは室内で行ってもOK。室内で行う場合は、裸足になって、親指のつけ根、小指のつけ根、かかとの3点で床を踏みしめるように立つのがコツ。視線を斜め上へ向けるときは、できれば窓の外の空を見るようにするといいでしょう。疲れやだるさが気になったときにこまめに行うことで、室内でもグラウンディングのような効果を得られます。
なお、益気昇提の薬膳としてご紹介したいも類は、土の中で育った食材。そのいも類を皮ごと食べることは、大地とつながる養生法でもあります。グラウンディングとあわせてとり入れると、相乗効果が期待できるでしょう。
土を意識する養生法で地に足をつけることで、体に重たくのしかかる重力に対する反発力が引き出されて、脾の上昇力が高まるはず。初夏の心地いい自然を味方につけて、五月病を跳ねのけていきましょう。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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