難なくできる!
疲れず歩いて健康へ
「1日 300歩」ウォーキングのすすめ
健康で、一生元気で歩ける体でいるためにも大切にしておきたい「足」。
誤った歩き方をしていると、痛みが出たり、疲れやすくなったりします。
1日たったの300歩でOKの、理想のウォーキング方法を教えていただきました。
教えてくれたのは・・・
柔道整復師・フットマスター
新保泰秀さん
オーダーメイドの矯正インソールが作れる、南青山『足から治療院』Creare(クレアーレ)院長。「健康は足から」をコンセプトに、足から全身を診るプロフェッショナル。
毎日300歩、1日5分正しく歩く1か月で変化が表れ、健康に長く歩ける足に
歩くことは、健康で美しく、元気に過ごすための基本。
ですが、「多くの人は骨盤が後傾していたり、足首を正しく使えていなかったりと、ゆがんだ姿勢のまま歩いています。それでは健康になるどころか、頭痛や肩こりといった不調を引き起こしかねません」。
こう話すのは、「1日300歩ウォーキング」を考案した新保泰秀さん。
「ウォーキングにはさまざまなスタイルがありますが、1日300歩ウォーキングは、運動というより毎日の生活で自然と身につく〝所作〟のようなもの。家の中で行ったり来たりするだけでも◎。毎日300歩、1日5分正しく歩くことを意識しましょう。
繰り返し書くことで美文字が身につくように、毎日歩き方を意識し続けると30日程度で身につけることができ、体の使い方が変化してきます」
人は脳からの指令を神経に伝達し、筋肉を動かすことで歩いています。
理想的な歩き方のためには、脳、神経、筋肉がスムーズに連動する回路を作ることが大切とも。
「意識的に行って習慣化すれば、体はその動きを覚え、いつの間にか無意識でもできるように。5分程度なら集中力も続くでしょうし、仕事や家事で忙しい人でも継続しやすいはず。『一生モノ』である正しい歩き方を身につけて、これから先もずっと元気に歩ける足を手に入れてください」
「1日300歩ウォーキング」の3つのメリット
① 筋力に頼らないから疲れない
骨盤を立てることで重心を前足にのせてスムーズに前進し、ひざを伸ばして歩くのが300歩ウォーキング。筋力だけに頼らないため力を入れる必要がなく、足への負担が減って、疲労を感じにくくなります。
② ひざ痛、腰痛など痛みに振り回されない
痛みの原因は、痛みのある部分に負担がかかっているから。ひざを伸ばし、かかとから小指のつけ根、薬指のつけ根の順に重心を移動して着地し、足の中指が進行方向に向く正しい歩き方によって、ひざや腰にかかる負担を軽減します。
③ 歩くスピードが速くなる
ひざを曲げて着地すると、ひざや足首がぐらぐらと安定せず、一歩ごとに重心が沈み、歩行速度が遅くなります。ひざを伸ばしてかかとから着地することで、無駄な動きが減って速く歩けるように。1歩の歩幅も大きくなります。
「1日300歩ウォーキング」はいいことだらけ
正しい歩き方が身につくと、健康や美容にもうれしいことが。
逆に誤った歩き方はこれらの症状をひどくさせる原因にもなります。
便秘改善やぽっこりお腹の予防
「300歩ウォーキング」は、後ろの足のつけ根(鼠径部)を伸ばして歩きます。そうすると、下腹部まわりの筋肉にも刺激が伝わりやすくなり、便秘解消にも。ぽっこりお腹の予防にもつながります。
頭痛、肩こり、耳鳴りの改善
頭痛や肩こりは、猫背により頭が前に出てしまい、背中から首にかけての筋肉が緊張状態になって血流が滞ることが主な原因。また、体のバランスが崩れて足の長さに左右で違いが出ると、頭痛や耳鳴りなどを引き起こします。
全身の不調や足つりの改善
つま先重心で前かがみになり背中が丸くなると、呼吸が浅くなり、全身の酸素の量が減ります。その状態が続くと、体の不調や足つりの原因にも。かかと重心の姿勢で歩くことで、自然と酸素を取り込みやすくなります。
冷え性、疲労感、むくみ、こり、しもやけの改善・予防
歩行時に、ふくらはぎの筋肉がしっかり使えるようになると、全身の血流量がアップ。疲労の回復力が上がるだけでなく、むくみやこりの解消、しもやけの予防などにも。歩くだけで、ふくらはぎをもんでいるような効果も。
視力低下や眼精疲労などの目の不調の改善
足首のぶれから体のバランスを崩すと血の巡りが悪くなり、血流障害が原因の一つだとされる視力低下や眼精疲労、ドライアイ、緑内障などの目の不調を引き起こすことも。体が正しい位置に戻るだけで、回復力も高まります。
婦人科系の不調の改善
足首を正しく使うことで、骨盤のゆがみを矯正することができます。足首のゆがみを整えることで、骨盤が正しい位置に戻り、生理不順や生理痛、婦人科系の不調を改善に導くこともできます。
美脚効果
間違った歩き方をしていると、極端に外側の太ももやふくらはぎに負荷がかかり、筋肉が張り出したような脚になります。また、骨盤が開いていることで脚を太く見せていることも。歩き方次第で、スラリと整った美しい脚に近づきます。
認知症予防、エイジングケアに
認知症の予防に有効とされているのがウォーキングなどの有酸素運動。正しく歩くことでより多くの酸素が脳に送られると、細胞の働きがよくなり、脳の機能が向上します。全身の細胞も活性化するため、エイジングケア効果も。
免疫力のアップ
全身の血流量が増えると体のすみずみまで血液が行き渡り、体温は上昇。その状態をキープすることができます。体温が上がると免疫力がアップするため、感染症の予防効果も期待できます。
この記事を書いた人
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