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大人のおしゃれ手帖 10月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年10月号

2024年9月6日(金)発売
特別価格:1480円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

2024年10月号

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「8つの脳番地別」脳の若返り術

大人のおしゃれ手帖編集部

熟考する脳の司令塔
「思考系」を鍛える

“考えないとできない作業”が思考系脳番地を活性化する
思考系脳番地を鍛えるには、家事などのルーティン作業を「考えないとできない作業」にするのがコツ。たとえば、「15分以内にそうじを終わらせる」など目標を決めるだけで、よい刺激になります。目標が具体的であればあるほど、脳全体の活性化にもつながります。

【「後だしじゃんけん」で負ける】
「勝ちたい」と思ってやるじゃんけんは、一種のルーティン作業。そこで、わざと負けるようにして、思考系脳番地に刺激を与えましょう。右手でグーを出したら、左手でチョキを、次は右手でパーを出すというように、左右交互に「負ける手」を出します。

【暗算しながら、予算内で買い物する】
買い物に行ったらまず「1日2000円以内」など、予算を決定。暗算しながら予算内におさまるように商品を選びます。献立や栄養バランスなども考えながら商品を吟味すると、思考系脳番地をしっかり使いますし、節約にもなって一石二鳥。

【指先曲げ伸ばし体操】
両手をパーの形にして前に出します。壁をひっかくときのように、すべての指先だけを少し曲げて元に戻します。これを10回。
思考系脳番地と運動系脳番地の連携を鍛える体操です。思考系脳番地からの指令がうまく伝わらないと、小指だけ曲げられないということもありますが、繰り返すうちにできるようになるので、地道に続けてみてください。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
◦ 決断力や集中力がアップ
◦ イライラしにくくなる
◦ チャレンジ精神旺盛になる、など


喜怒哀楽を生み、人の気持ちも想像する
「感情系」を鍛える

自分好みの想像世界でドキドキワクワクを取り戻す
弱くなった感情系脳番地に効くのは「想像力」。「私がハリウッド女優だったら……」などドキドキワクワクするような想像で、感情系脳番地を刺激しましょう。感情系脳番地は老化スピードが遅いのが特徴。生涯にわたって成長を続けるうえ、思考系脳番地や記憶系脳番地の働きもよくしてくれます。

【毎朝、鏡の前で“ニコッ”】
表情筋が衰えて表情が乏しくなると、豊かな感情も生まれにくくなります。そこで毎朝、鏡の前で笑顔を作ってみましょう。作り笑顔であっても、感情系脳番地が活性化されて「楽しい!」というポジティブな感情が生まれます。30秒間笑顔をキープすれば、表情筋のトレーニングにも◎。

【「推し」に作るつもりで料理】
ときめきやエネルギーを与えてくれる「推し活」は、感情系脳番地の活性化に最適。そこで、大好きな「推し」に食べてもらうつもりで、料理をしてみましょう。「和洋中のどれが好きかな?」「好みの味つけは?」など、思う存分妄想の世界を楽しんでみて。

【カウント呼吸法】
ネガティブな気持ちが湧いてきたら、数を数えながら、ゆっくりと腹式呼吸を。「ひとーーつ」と口に出して、おなかをへこませながら10秒ほどかけて、口から息を吐きます。息を吐き切ったら、3秒ほどかけて鼻から息を吸います。「ふたーーっつ」「みーーっつ」と10まで同様に呼吸すれば、スッキリと穏やかな気分に。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
表情豊かで若々しくなる
人に共感できる、人間関係が広がる
熟睡できるようになる、など


コミュニケーションの雄
「伝達系」を鍛える

人と「つながる」気持ちを大切にコミュニケーションの輪を広げる
伝達系脳番地を発達させるには、人と積極的に「つながる」気持ちが何よりも大切。家族や友人、ご近所さん、お店の店員さんなどと、意識的にコミュニケーションをとるようにしましょう。手紙やメールを書く、 SNSで発信するのもOK。絵や映像など、言葉以外のコミュニケーションも伝達系脳番地を使います。

【本や絵本を音読する】
音読は「目で見た情報をインプットし、声に出してアウトプットする」という作業で、伝達系脳番地のよいトレーニングに。視覚系、運動系、理解系も働きます。一見簡単そうなひらがなだけの絵本も、文節を考えて読まなければならないので、思考系にも刺激を与えます。

【創作料理でおもてなし】
相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、あれこれ考えて料理を作るときは、伝達系脳番地が活性化します。料理が得意な人は創作料理でのおもてなしにチャレンジを。材料、調理法、味つけを自分で考え、伝達系脳番地をフル回転させましょう。

【伝達キャッチボール】
伝達系脳番地に加えて、運動系脳番地や聴覚系脳番地を鍛えるキャッチボールです。まず「右」「左」「両手」のいずれかを言いながら、ボールを投げます。受ける人は言われた言葉に合わせてボールをキャッチします。安全に配慮し、5分くらいを目安に行います。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
◦ “アレ”“ソレ”が減る
◦ 会話やメールのやり取りが得意に
◦ おもてなしが上手になる、など


物事を理解。好奇心により成長し続ける
「理解系」を鍛える

「好奇心」を持ち続け、脳も人も若々しく
若者の流行を「興味ない」とバッサリ切り捨てていませんか? 理解系脳番地を若々しく保ちたいなら、「好奇心」を持ち続けて。「何が流行っているのかな?」「なぜ人気が出たんだろう?」など、好奇心をもって観察してみましょう。こうして理解系脳番地を育てていけば、人間としての幅も広がり、いつまでも若々しくいられます。

【背中すっきり体操】
自分の体の状態を把握することも、理解系脳番地に刺激を与えます。そこで直接目で見えない背中に意識を集中し、体操してみましょう。あお向けで両腕を横に広げ、両膝を立てます。肩は上がらないように両膝を右側に倒し、5秒間キープ。左側も同様に行います。

【5分間で机を整理する】
整理整頓は、まず「何があるか」を把握してから、要不要を見極めて、必要なものは使いやすいよう配置しなければなりません。これは、理解系脳番地をフルに使う作業。制限時間を決めて行うと、よりトレーニング効果がアップします。カバンや引き出しの整理もやってみて。

【おしゃれをする】
おしゃれ上手な人は、何が自分を素敵に見せてくれるかをわかっている、つまり自分に対する理解力が高いといえます。そこでおすすめなのが、鏡の前でのファッションチェック。自分に似合うコーディネートを考えることで、自分への理解が深まり、理解系脳番地が成長するのです。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
新しいことにトライできる
整理整頓が得意になる
違う世代と雑談できる、など


他の番地と連携し、体を動かす
「運動系」を鍛える

「手、足、口」を動かすと運動系も脳全体も活性化する
スポーツ選手が体を思い通りに動かせるのは、運動系脳番地と視覚系・思考系脳番地などが密に連携しているから。とはいえ、スポーツが苦手な人でも諦めることはありません。生活の中で「手、足、口」を意識して動かせば、運動系脳番地が刺激されます。ほかのエリアとの連携も強化されるので、脳全体の活性化にもつながります。

【歌いながら料理する】
手や道具を巧みに動かす料理は運動系脳番地を刺激する作業ですが、いつのまにか「自動化」作業になっているかも。そこで歌いながらの料理にトライしてみて。手と口の両方を動かすマルチタスクで、運動系脳番地をフル回転させましょう。ただし、ケガや事故のないようにくれぐれも注意を。

【利き手と逆の手で歯磨き】
右利きの人は左脳側、左利きの人は右脳側の運動系脳番地をよく使っています。両方をバランスよく鍛えるために、時には利き手と逆の手で歯磨きをしてみて。ふだん使わない脳番地を使うことで、発想力・集中力アップも期待できます。最後の仕上げ磨きは利き手で行いましょう。

【片足バランス】
左右の運動系脳番地を同時に鍛えるエクササイズです。まず腰に手を当てて目を閉じ、太ももが水平になるように片脚を上げて、10~30秒間キープ。反対側も同様に行い、苦手なほうを重点的に練習しましょう。すぐにつかまれるよう壁や家具などの近くで行ってください。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
◦ 姿勢や所作が美しくなる
◦ 若々しい見た目に
◦ 指先の細かな作業が得意になる、など


聞いたものを理解する
「聴覚系」を鍛える

「耳を澄ませて聞く」姿勢が聴覚系&記憶系脳番地を鍛える
「今なんて言った?」と聞き返すことが増えてきたら、聴覚系脳番地が衰えているサイン。耳は音を聞くための器官ですが、聴覚系脳番地が衰えていると、耳で音は集められても「意味をとらえる」ことができません。耳を澄ませて聞くことを意識し、聴覚系脳番地を鍛えていきましょう。記憶力のアップにもつながります。

【ラジオを聴く】
聴覚系脳番地の活性化にぴったりなのが、ラジオ。毎日2時間以上ラジオを聴くと、1か月で左脳側の聴覚系脳番地が成長したという実験データもあります。寝る前、明かりを落とした静かな部屋で聴くと、音に意識を向けやすいので、より効果が期待できます。

【両耳マッサージ】
目や口に比べると、耳を意識する機会はあまりありません。そこで耳のマッサージで耳そのものに意識を向け、「聞く」ことへの集中を高めましょう。まず両耳を両手でつまみ、耳全体をやさしくもみほぐします。その後、両耳を斜め上に引っ張って、5秒間キープします。

【料理番組のレシピをメモする】
テレビの料理番組を利用した、聴覚系脳番地のトレーニングです。レシピの説明を耳で聞きながら、メモをとってみてください。耳で聞いた情報を瞬時にアウトプットする作業は聴覚系に加え、理解系や記憶系、運動系のトレーニングにもなります。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
◦  ニュースなどの理解が早くなる
◦  聞き間違えが減る
◦  うるさいところでも会話できる、など


見たものを理解する
「視覚系」を鍛える

「見たつもり」からの脱出が見る力を成長させる
情報の約9割は視覚情報といわれる現代において、視覚系脳番地が司る「見る力」は欠かせません。文字などの言語系情報は左脳側、絵画や写真、風景などの非言語系情報は右脳側の視覚系脳番地が働いています。どちらを鍛えるにしても「意識して見る」のが基本。新鮮な気持ちで世界を見つめなおしてみましょう。

【歩きながら何かを数える】
意識して見る方法としておすすめなのが、何かを数えながら歩くこと。数字の3がつくものや赤い色のものなど、何でもOK。数えるために景色を注意深く見ることが、視覚系脳番地の活性化につながります。電車やバスの車窓から景色を見るときも、同じように数えてみてください。

【いつもと違うルートを使う】
通勤や買い物に行くとき、時にはいつもと違うルートを使ってみましょう。「おもしろい看板があるな」「こんな小道があるんだ」など、新しい情報を次々にキャッチすることで、視覚系脳番地を活性化させることができます。歩く時間帯を変えてみるのもよいでしょう。

【疲れ目ぐるり体操】
視覚情報を集める「目」が疲れていては、視覚系脳番地の働きもダウンします。体操で、目のまわりの筋肉をほぐしましょう。部屋の壁から天井、反対側の壁、床までを見渡すように、目だけをゆっくり動かします。右まわり・左まわりを交互に3回ずつ行って。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
◦ 探し物が少なくなる
◦ 楽に長時間読書できる
◦ 街中で人にぶつかりにくくなる、など


物事を覚える&思い出す
「記憶系」を鍛える

スマホ任せにはせず覚える、思い出す機会を増やす
スマホを使うようになったら、漢字が書けなくなったという人は多いもの。便利な世の中だからこそ、1日5分の暗記タイムを設けるなど、「物事を覚える」機会を積極的に増やしましょう。スマートフォンに保存した写真を見返して、当時を「思い出す」のも◎。記憶系とともに、感情系脳番地にも刺激を与えられます。

【「昨日のベスト3」を考える】
1週間も1か月もあっという間……。そんな人におすすめしたいのが、「毎朝、昨日のベスト3」を思い浮かべること。昨日1日を丹念に振り返って順位をつける作業は、記憶系脳番地をフル回転させます。ノートに記録して時折読み返すと、記憶の定着にも効果的です。

【料理中に3回味見】
味見は、過去の味の記憶を引っ張り出して比較する作業なので、記憶系脳番地の仕事。自分の記憶を確かめながら、2回、3回と味見をして味を調えることで、味覚の記憶力が鍛えられます。外食で味わった料理の再現も、記憶系&思考系脳番地のよいトレーニングに。

【思い出し呼吸】
記憶の中枢・海馬の大敵はストレス。日々のストレスはためこまず、「思い出し呼吸」で解消しておきましょう。あお向けになり、目を閉じてゆっくり深呼吸をしながら、1日の出来事を振り返ります。映像で思い浮かべると、視覚系脳番地も活性化できます。

⇨ 鍛えるとこう変わる!
◦ 人の顔や名前を覚えておける
◦ 何度も同じ話をしなくなる
◦ 料理がうまくなる、など


イラスト/堀川直子 文/寺本彩

大人のおしゃれ手帖2023年11月号より抜粋
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