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大人のおしゃれ手帖 6月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年6月号

2026年5月7日(木)発売
特別価格:1680円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

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更年期の「夕方の不安・胸のざわつき」はなぜ?東洋医学で心を整える食事と習慣

こころを落ち着かせる!今日からできる「養心安神(ようしんあんじん)」メニュー

夕暮れどきにこころが不安定になるのも、実は更年期が関係しています。

私たちの体と自然界には、共通する「陰陽(いんよう)」のサイクルがあります。日が出ている昼間は活発で熱エネルギーにあふれる陽のサイクル、日が沈む夜は静かで潤いが生まれる陰のサイクル。そして夕暮れどきは、陽のサイクルから陰のサイクルへと切り替わる時間帯です。しかし更年期世代は潤い(陰)が不足しがちなため、陽から陰への切り替わりにうまく同調できない場合が。特に体内の潤いのもととなる「血(けつ≒血液)」が不足していると、陽から陰への切り替わりである夕暮れどきに、こころが不安定になりやすいのです。

東洋医学では「血は精神を生み出す物質」とされ、血が十分に満ち、順調に体内をめぐっていれば、精神は健全な状態を保てると考えられています。その血を生み出し、体内にめぐらせる役割を持つものこそ、心。更年期世代に起こる胸のざわめきや落ち着かない気分をやわらげるには、心の働きを助けることがカギなのです。

心の働きを助けてメンタルの不調をやわらげる養生のことを、「養心安神(ようしんあんじん)」と呼びます。心を養い、神を安らかにするという意味です。養心安神の効能を持つ主な食材は、なつめ、たまご、ハツ、牡蠣など。例えば次のような方法で、これらの養心安神の食材を日常的にとり入れると、心の働きを高めてこころを安定させる近道となります。

◉午後のお茶に「なつめ」を1粒入れるだけ
なつめは調理不要で、ドライフルーツとしてそのまま食べられるほか、手でちぎってお茶に入れれば簡単になつめドリンクのできあがり。温かい紅茶やほうじ茶、麦茶、黒豆茶、ルイボスティーなどになつめを1~2粒ちぎって入れて飲むことを、毎日の習慣にしてみるといいでしょう。自然な甘みが、こころの緊張をやさしくほぐしてくれます。

◉電子レンジで簡単!「卵」を使ったお手軽メニュー
たまごは血や潤いを補う食材で、更年期対策の心強い味方となる食材。とはいえ、火を使って調理するのは少なからず負担感があるものですよね。そこで、電子レンジを使ったたまごメニューを積極的にとり入れるのも一案。レンジ温玉やココット、茶碗蒸し、かきたまスープなど、火を使わずに短時間で調理ができるので、忙しい朝やもう1品足したい夜のメニューなどにぴったりです。

◉スーパーのお惣菜でもOK!「ハツ(ココロ)の串焼き」
東洋医学には、不調がある部位と同じ部位を食べることでその部位の働きを助けることができるという「以臓補臓(いぞうほぞう)」と呼ばれる考えがあります。心の働きを高めるなら、ハツ(豚や鶏の心臓)を食べるのが効果的。疲れた日や頑張った日はスーパーや焼き鳥屋でハツの串焼きを購入して、心のエネルギーチャージをするといいでしょう。

◉ストックしていつでも使える「牡蠣(カキ)の缶詰」
牡蠣は血や潤いを補って不安感をやわらげるほか、不眠、ほてり、のぼせなどを静めたいときにも最適。日常使いには、保存が効いてすぐ食べられる缶詰やオイル漬けが便利です。ホットフラッシュや寝汗、肌の乾燥などが気になるときにもぴったり。

この記事を書いた人

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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