【食事中のむせ】更年期でも現れる嚥下(えんげ)機能の低下。口まわりの筋トレ習慣とツボ押しで若々しい口元に
記事公開日
「食べものを飲み込む力=嚥下(えんげ)機能」の低下と聞くと、高齢者の問題かな……と思うかもしれません。しかし実は、嚥下機能の低下は40~50代から見られることも多いのです。
更年期は、のどや口まわりの筋力や潤いが低下しやすいタイミング。将来の健康リスクを予防して、若々しい表情をキープするためにも、今すぐはじめられる日常生活のケアや、スキンケアに組み込めるツボ押しをご紹介します。
目次
更年期でも珍しくない?「飲み込む力=嚥下(えんげ)機能」の低下とは
食事中にむせることが増えてきた、前よりも食べものが飲み込みにくくなってきた……最近、そんな経験をしていませんか?
こうした不調は、「飲み込む力=嚥下(えんげ)機能」の低下が原因である可能性が考えられます。
「嚥下機能の低下なんて年齢的に早すぎるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、誰でも遅かれ早かれ嚥下機能は低下するものであり、更年期にその低下が現れることも実は珍しくないのです。
一般的に言われている嚥下機能低下の主な原因は、のどや舌周辺の筋力低下、唾液分泌の減少、嚥下反射(飲食物を自然にごっくんと飲み込んで食道に送り、飲食物が気管に入らないようにふたをする反射)の低下、長時間のパソコンやスマホ作業によるストレートネックなどが挙げられます。
東洋医学の視点で見ると、口やのどの筋力低下は加齢による「五臓(ごぞう=体の機能を大きく5つに分けた東洋医学の考え方)」の「脾(ひ≒胃腸機能)」の働きの低下、口やのどの乾燥は「腎(じん=この場合は体内の水分源)」の働きの低下が根本的な原因。さらにそこから、胃が食べものを下へと送るエネルギーが弱くなって飲み込もうとした飲食物が上へと逆流してくる、水分代謝が低下して余分な水分がたまり、のどの詰まりとなったりたんがのどにからんだりする……といった状況が派生して、これらの要因が複雑にからみ合っていることが多いと考えられています。
嚥下機能の低下は、放っておくと飲食物があやまって気管に入る「誤嚥(ごえん)」を引き起こす可能性にもつながり、将来的に誤嚥性肺炎を招くリスクを高めることにも。飲み込みづらい不調が感じられる人も、まだ感じていないという人も、ぜひ今のうちから予防ケアにとり組んでおくといいでしょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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