【インタビュー】マインドフルネスを通して
「本当のやさしさ」に今一度向き合った今
「低め安定」で行こう
30代で大手出版社の仕事を辞め、ナナデェコールを立ち上げてから、「できることを、低め安定で行こう」と悟っていた恵実さんだったが、今こそ「低め安定を継続すること」を、心身ともに実践する時期に入ったのかもしれない。
「暮らしも仕事も安心して続けていけることの大切さを感じています。だから、仕事を一緒にしてきた仲間に関しても、人生の長いスパンで、その時々のライフスタイルに合わせて仕事内容や量を変えています。誰かが家庭のことで急に休むことになっても、誰かが代われるようにしています」
子どもの病気、親の介護、いつ何時、何があるかわからない状況でも、仕事を続けていける「お互い様」の精神が、ナナデェコールの協働を支えている。
「体が疲れていると精神にも響きます。つくづく体と心はつながっていることを実感するお年頃です」
睡眠で肉体的な疲れを取り、瞑想で精神的なゆとりを持つ。恵実さんはこの2つのアプローチで毎日の疲れをその日のうちに癒やす。
かつて親しんだ華々しいファッション業界から距離を置きつつ、恵実さんらしい美意識を開花させて、未来の世界を開いている。オーガニックコットンの国内栽培や女性の生き方支援。それらが「低め安定」の果実となる、実りの秋へと向かっている。
〜私を支えるもの〜
撮影/白井裕介 聞き手・文/石田紀佳 編集/鈴木香里
※大人のおしゃれ手帖2023年12月号から抜粋
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