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2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

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50代こそ効果が出やすい!
「快眠」が叶う生活習慣を実践しよう

大人のおしゃれ手帖編集部

今まであまり眠りに悩んだことがないのに急に寝つきが悪くなった、眠りが浅い、夜中目覚めて眠った気がしない……
実は50代はそんな悩みが急激に増える世代。
これからよりアクティブに活動するために快眠が叶う方法を考えます。

教えてくれたのは・・・
スリープコーチ
角谷リョウさん
エクゼクティブ専門のパーソナルトレーナーとしての経験から睡眠の大切さを知り、上級睡眠健康指導士に。大手企業などで累計6万5000人の睡眠改善をサポート。著書に『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)など。


ルーティン化した日常が熟睡感のない眠りの原因

「実は、50代は睡眠に悩む人が急増する年代です」と、角谷さん。体が眠りを欲することを睡眠圧といいますが、50代は睡眠圧が低下。

「睡眠には昼間に学習したことを整理、定着するという役割があります。睡眠と日中の活動は裏と表の関係で、日中チャレンジをすればよい眠りが得られるし、良い睡眠が得られれば、日中は元気に活動できます。しかし、マンネリ化した日常を送りがちな50代ではその逆が起きているのです」。

単調な日常を送っている場合、そもそも脳にも体にも負荷がかからず、長時間の睡眠や深い眠りを欲さなくなります。熟睡感がなくなると、活動意欲も徐々に下がる……という悪循環に。
つまり快眠は、昼間どう過ごすかにかかっているのです。

「よく眠れないと人間はイライラするので、周囲の人間関係も悪くなります。一家の主婦が朝から機嫌が悪いと、家族のモチベーションも下がります。自分だけではなく、家族全員がいい1日を過ごすためにも、自分の睡眠を見直すことをおすすめします」。

快眠できれば脳の若さも保てる!

また、快眠かどうかで、今後のQOLが変わるという事実もあります。

深い睡眠は、アルツハイマー病の原因であるアミロイドβの除去に、もっとも有効。60代を超えても若い脳を持つ„スーパーエイジャー〝と呼ばれる人たちは、例外なく深い睡眠をとっています。

では、そんな深い睡眠をとるためには、何から始めたらいいのでしょう。

「昼間の過ごし方を変えることに加え、50代はまず睡眠環境の改善を。50代は環境で眠りの質が左右されます。また、オンオフのスイッチを切り替えるため、脳と体をリセットして眠りに向かうことです」。

ちなみに、50代は排尿を我慢するホルモンが減ることもあり、6割が夜間1回以上トイレに行っています。寝る前の水分調整、睡眠中体を冷やさないことも大切です。

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